無印良品のリサイクル
2008-09-12 15:58:57

無印良品が始める初のナイロン6ケミカルリサイクルの取り組み

無印良品がナイロン6のケミカルリサイクルを開始



無印良品を展開する株式会社良品計画(本社:東京都豊島区)は、東レ株式会社との共同プロジェクトとして、2008年10月1日からナイロン6のケミカルリサイクルを始めることを発表しました。

ケミカルリサイクルとは


ナイロン6は、一般的に石油から合成される素材ですが、この新しいリサイクル技術は使用済みのナイロン製品を回収し、それを再加工して新たなナイロン6を製造するプロセスを指します。従来のナイロン6の製造に比べ、エネルギー消費が約70%も削減できるという驚きの結果が得られます。

対象商品と回収方法


この画期的な取り組みの対象となる商品は、すでに2008年6月から販売されているナイロンマイバッグ、ポンチョ、さらには限定生産のポーチ類や風呂敷などです。これらの製品が不要になった際には、無印良品の店舗でポリカーボネート軸中性ボールペンと引き換えに回収されます。消費者からの協力を得ることで、リサイクルの輪を広げることが期待されています。

環境への配慮


無印良品が行うこのリサイクル活動は、単なる商品回収ではなく、環境への配慮も重要なポイントとなっています。ケミカルリサイクルによって生産されるナイロン6は、製造過程での二酸化炭素排出量も約70%抑制されるため、地球温暖化への影響を軽減する役割も果たします。無印良品は、「ムリ、ムダの無い循環型商品」を目指しており、この取り組みはその一環として位置づけられています。

顧客からの期待


このリサイクルプログラムに対する顧客の反応は期待以上のものとなっています。エコ意識の高い消費者にとって、自分の使用した製品が新しい資源になるという体験は非常に大きな意味を持っているといえるでしょう。また、無印良品の理念であるシンプルさと使いやすさが、このリサイクルプロジェクトにも反映されている点も見逃せません。

まとめ


無印良品と東レの協業によるナイロン6のケミカルリサイクルは、持続可能な社会を実現するための重要な一歩です。消費者の協力を得ながら、リサイクルの促進を図り、環境問題に向き合う姿勢は、多くのブランドにとっての模範となることでしょう。今後も無印良品のエコな取り組みに注目したいところです。

会社情報

会社名
株式会社良品計画
住所
東京都文京区2-5-1住友不動産飯田橋ファーストビル
電話番号

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