LINEを活用したデジタルトランスフォーメーションツール「KANAMETO」
トランスコスモスオンラインコミュニケーションズ株式会社は、2025年11月にLINEを活用した行政のDXツール「KANAMETO」に新たな「データ連携機能」を追加提供することを発表しました。これにより、データの自動取り込みと活用が一層容易になります。
KANAMETOは、トランスコスモスとLINEヤフー、セールスフォース・ジャパンが共同で開発したツールで、コミュニケーションを通じて住民に求められる情報を提供します。具体的には、ユーザー向けのセグメント配信や自動応答のチャットボット、防災情報、各種窓口の予約や照会、不具合通報、粗大ごみのオンライン申込と決済など、多岐にわたるサービスがデジタル化され、既に300を超える企業や団体と契約しています。
新たに加わったデータ連携機能とは
新機能のデータ連携機能は、外部システムからのデータを日次でKANAMETOに統合し、メッセージ配信に活用できる特徴があります。これにより、外部システムとの連携がさらに進化し、API連携やデータベース接続、ファイル取り込みといった多様な方式で接続が可能になります。
例えば、会員証管理システムと連携することで、更新期限のお知らせを自動配信することができます。こうした仕組みにより、会員情報や有効期限データをKANAMETOに取り込み、ユーザーの属性情報として管理することが可能になります。そして、更新期限が近づいたユーザーに向けて事前に通知を行うなど、業務の効率化が図れます。
さらにこの機能は、図書館における貸し出し本の返却期限の通知や、大学・専門学校における単位数の通知など様々な業務に流用することができます。これにより、行政や教育機関など幅広い領域でのデジタルトランスフォーメーションを実現し、住民の利便性向上に寄与します。
お問い合わせ先
こちらの新機能や他の運用方法についての具体的な相談や問い合わせは、トランスコスモスオンラインコミュニケーションズ株式会社までお気軽にご連絡ください。公式ウェブサイトやメール、電話でも対応していますので、業務に最適な利用方法を見つける助けになれば幸いです。
トランスコスモスオンラインコミュニケーションズ株式会社は、2016年に設立されたGovTechベンチャーで、LINEを用いた行政向けのDXツールを提供しています。各企業との連携を通じて、行政と住民の新たな関係構築を目指しています。今後も「KANAMETO」の機能をより一層充実させていくことで、利便性の向上と業務の効率化を促進していく所存です。