物流業界の外国人ドライバー採用支援ソリューション、船井総研ロジが本格始動
物流業界の課題解消に向けた新たな一手
日本の物流業界は、深刻なドライバー不足に直面しています。特にトラックドライバーの不足は顕著であり、2028年までに約20万人のドライバーが不足すると予測されています。この問題を受けて、船井総研ロジ株式会社(以下、船井総研ロジ)は、外国人ドライバーの採用を支援する新たなソリューションを2025年4月26日から提供開始すると発表しました。
ソリューション提供の背景
近年、物流業界ではドライバーの高齢化が進み、労働時間に関する規制が厳しくなる中、若い世代のドライバー確保が難しくなっています。また、外国人ドライバーの受け入れも進められていますが、文化や言語の違いから、企業が採用に対して慎重になるケースが多く見受けられます。
そこで船井総研ロジは、信頼性の高い海外の送り出し機関と連携し、トラックドライバーとしての適性の見極めから、入社後の教育・定着までトータルで支援する専門的なソリューションを提供することとなりました。
提供されるサービスの内容
このソリューションは以下のようなサービスを包括しています。
1. 人材紹介
- 海外の送り出し機関との連携を強化し、特にバングラデシュからの人材紹介に注力します。
2. 採用支援
- 企業のための面接や選考、内定、契約に関するアドバイスを提供し、バングラデシュでの面接ツアーを実施します。
3. 教育・研修
- 日本語教育や運転技術、さらには日本での生活に関する研修を行います。
4. 定着支援
- メンター制度の導入や、文化・コミュニケーション支援を行い、企業における外国人ドライバーのスムーズな定着を図ります。
このようにして、船井総研ロジは外国人ドライバーが効果的に働ける環境を整えることで、物流企業の人手不足問題解決を目指します。
今後の展望
船井総研ロジは、初年度の外国人ドライバー採用目標を2025年に90名、2026年に180名、2027年には240名としており、さらなる拡大も見込んでいます。今後、バングラデシュ以外の国、例えばインドネシア、フィリピン、ネパールからも人材を受け入れるスキームを構築中です。
さらに、バングラデシュでの現地面接ツアーを2025年4月26日から29日にかけて実施し、これまでに行った面接の経験を基にしたセミナー開催も予定しています。このセミナーでは、実際に採用活動を行った企業の経営者が参加し、貴重な情報や体験談を共有してくれるため、参加者にとっても大変有意義な機会となることでしょう。
まとめ
物流業界の人手不足は今後ますます深刻化することが予測されていますが、船井総研ロジの取り組みはこの問題への有効な解決策となり得るでしょう。外国人ドライバーの採用は企業に新たな可能性をもたらすだけでなく、多様性を尊重する社会の実現にも貢献します。新たな時代の物流を支えるために、船井総研ロジの活動から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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船井総研ロジ株式会社
- 住所
- 東京都中央区八重洲二丁目2番1号東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー35階
- 電話番号
-
03-4223-3163