ソフトバンクロボティクス、国内最大級AutoStore導入で物流が進化

ソフトバンクロボティクスが物流センターにAutoStoreを導入



ソフトバンクロボティクスは、日本国内において物流自動化の領域で新たな一歩を踏み出しました。このたびSBフレームワークスに、世界中で展開されている高密度自動倉庫システム「AutoStore」を導入することが決定しました。このシステムは、2026年1月から稼働を開始する予定で、物流業務の効率化と自動化を実現します。

ソフトバンクロボティクスのニュートレンド



「世界の技術で物流を最適に」という事業コンセプトのもと、ソフトバンクロボティクスはさまざまな自動化設備やロボット技術を活用し、物流業務の効率と最適化を進めています。この取り組みには、ソフトバンクグループの多彩な出資先による技術が活かされています。特に、AutoStore Holdings Ltd.やBerkshire Grey, Inc.、BALYO SAの技術を駆使することで、最新の物流自動化を推進します。

これにより、作業効率だけではなく、ヒューマンエラーによるミスや事故を軽減し、全体的な品質向上へとつながります。ソフトバンクロボティクスは、これまでの経験と提案能力を基に、さらなる技術支援を行う予定です。

AutoStoreシステムの特長



導入される「AutoStore」は、従来の設備に比べて最大4倍の保管能力を誇ります。これは、物流センターや製造業などさまざまな業界での使用が可能な可変性の高いシステムです。今回のプロジェクトでは、160台のロボットと65,000個のビン、そして28台のワークステーションが設置され、高スループットを実現する予定です。

特に、最新モデルのワークステーション「FusionPort」の導入により、高効率な業務遂行を実現します。加えて、このシステムは防火区画をまたぐレイアウト設計を可能とし、安全面も考慮されています。

ピッキングと搬送の最適化



また、ソフトバンクロボティクスは、さまざまな製品形状に対応できるピッキングロボット「Berkshire Grey」を採用し、商品の傷を防ぎつつ自動化されたピッキングが行われます。この技術により、商品の入荷時に必要な手間を大幅に軽減します。

さらに、自動フォークリフト「BALYO」は、国際的な安全規格にも準拠しており、高い安全性が確保されています。最大揚高17mを持つ3way高層タイプの「VEENY」や、パレット段積みが可能な「LOWY」と非常に効果的な効率を誇ります。この無人搬送車システムの導入は、物流のフロー全体を円滑に進める要となるでしょう。

未来への展望



ソフトバンクロボティクスは、これまでに人型ロボット「Pepper」を発表したり、清掃や運搬、配膳ロボットなどを展開してきました。今回の物流自動化ソリューションの提供は、ロボットインテグレーターとしてのさらなる進化を示しており、人とロボットが共生する社会に向けた重要なステップとなります。グローバルに展開するこの技術は、各国での物流業務に新たな風をもたらすでしょう。

このような革新を通じて、ソフトバンクロボティクスは未来の物流業界においても重要なプレイヤーとして日々進化し続けています。今後の展開にも目が離せません。

会社情報

会社名
SBフレームワークス株式会社
住所
東京都江東区青海3-4-19青海流通センター2号棟南側事務棟2階
電話番号
03-3570-5720

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