UD LIVE 2025が手話とダンスで開く新しい未来への挑戦
2025年9月6日、神奈川県平塚市で行われた「UD LIVE 2025」は、手話とダンスを融合させた今までにないエンターテイメントのイベントとして注目を集めました。主催したのは、株式会社ユーディフルで、代表取締役の北村仁氏が手掛けたこのイベントは、ギネス世界記録™への挑戦も含まれていました。
開催概要
「手話とダンスで世界をつなぐUD LIVE 2025」は、さまざまな世代とコミュニティの人々が集まり、共に新しい記録を目指すことを目的として計画されました。参加人数は956人で、年齢や障がいの有無に関わらず、誰もが楽しめる内容になっていました。
会場は、ひらしん平塚文化芸術ホールの大ホールで、さまざまな企業の協力を得て実現したこのイベントでは、多彩なアーティストやインフルエンサーが出演し、会場を盛り上げました。出演者には、bless4やAMW、そして特に注目されたのが北村仁氏が主宰する「UD DANCE SCHOOL」のメンバーたちです。
当日のハイライト
イベントのオープニングアクトでは、湘南エリアのダンススクールから東京の手話ダンスチームまで、5団体がその場を彩りました。さらに、UD DANCE SCHOOLの14クラスによるジャンルを超えたダンスパフォーマンスも圧巻でした。HIPHOPやK-POP、手話ダンスと多岐にわたる踊りが、観客の心を掴みました。
ギネス世界記録への挑戦
ギネス世界記録™の挑戦「Largest sign language integrated dance lesson」では、北村氏が講師となり、参加者全員で手話ダンスレッスンを受けました。参加人数は659人で、昨年記録を超えることはできませんでしたが、多くの参加者が初めての手話に触れた喜びを語っていました。「私たちが一つになれた」と感動する声も多数ありました。
リアルタイム字幕の導入
このイベントでは、聴覚に障がいのある方やなくても楽しめるよう、動画の発言がリアルタイムで視覚化される「YYSystem」が導入されました。参加者からは、その速さや正確性に驚く声が多く寄せられ、日常的にもこのようなシステムが使われることを期待する意見も聞かれました。
参加者の感想
「字幕がすぐに出たので、話されている内容がわかりやすかった」「リアルタイムで状況を把握できたのが良かった」という声が集まり、このシステムの重要性が再確認されました。特に高齢者や聴覚への配慮が行き届いたことで、多くの方が同じ体験を共有できることの大切さを感じたといいます。
主催者からのメッセージ
北村氏は今回のイベントを通して、多くの人々と感動を共有できたことに感謝し、次の世代に手話パフォーマンスの魅力を伝える重要性についても触れ、「今後も誰もが挑戦できる社会を目指していきたい」と未来への希望を語りました。
今後の展望
ユーディフルは、手話とダンスを武器に、全国のショッピングモールなどでのイベントを通じて新たなコミュニケーションの機会を提供する計画を立てています。そして、さらに多くの人々を巻き込んで再度ギネス世界記録挑戦に向けて動き出すとのことです。
「UD DANCE SCHOOL」では、全国に約200名が参加し、手話とダンスを通じた多様性豊かな環境作りを目指しています。公式サイトを通じて、この活動に興味のある方々には参加の道が開かれています。
これからも、UD DANCE SCHOOLが手話とダンスを媒介にして、社会に新たな価値を提供し続ける姿を期待したいと思います。