古賀ホールディングス、アジアンウエイをグループ化
古賀ホールディングス株式会社(以下、古賀HD)が、東京に本社を置く中古トラックのEC「トラック流通センター」を運営するアジアンウエイ株式会社(以下、アジアンウエイ)のグループ化を発表しました。これは、車両流通の効率化と物流基盤の強化を図るための重要なステップとされています。
古賀HDの目指すビジョン
古賀HDは「日本のサプライチェーンを革新する」を長期的なビジョンに設定しています。これに基づき、祖業でもある鉄鋼流通の分野に留まらず、様々な周辺産業に対しても積極的に投資を行ってきました。その目的は、ヒト・モノ・カネの各課題に多角的に関与し、サプライチェーンの分断を防ぎ、持続可能で強靭なシステムを構築することです。
アジアンウエイのグループ化によって、同社が提供するECプラットフォーム運営の専門性と古賀HDの資金力、広範な顧客基盤を統合し、中古トラックの供給における地域偏在や調達スピードの課題解決を目指しています。
現状と課題
中古トラック市場は、依然として対面取引が主流となっており、地域ごとの供給偏在が問題とされています。この状況は、必要な時に必要な場所へ車両を届けられない要因となり、サプライチェーン全体の効率を落とす機会損失を引き起こしています。
古賀HDのグループ化による相乗効果は、アジアンウエイのECプラットフォームによる在庫の拡充やマッチング精度の向上、アフターサービスの充実を図ることで、この流通の効率化に貢献することが期待されています。
代表取締役CEOのコメント
古賀HDの代表取締役CEOである古畑輝英氏は、アジアンウエイを新たな仲間として迎え入れできたことについて非常に嬉しく感じているとコメント。彼は、現場の課題に対し真摯に向き合い、解決の仕組みを広げる取組みを進めていく意向を強調しました。また、古賀グループのネットワークを生かし、需要を途切れさせることなく、必要な車両を必要な時に提供する体制の整備に努めていくことを述べています。
サプライチェーンの強化に向けて
このプロジェクトは、古賀HDが掲げる長期ビジョンを実現するための第一歩です。今後も鉄鋼流通事業やその周辺産業への投資を続け、各地域の流通の効率化を進めていく方針です。アジアンウエイのECプラットフォームを基盤に、持続可能で強固な供給網を構築し、業界全体の進化を図る取り組みが行われるでしょう。
会社概要
アジアンウエイ
所在地: 東京都江東区越中島1-2-7 アスミビル7F
事業内容: 中古トラックの販売・買取およびECプラットフォームの運営
創業年: 2005年
詳細ウェブサイト:
アジアンウエイ
古賀ホールディングス
所在地: 東京都中央区日本橋小伝馬町7番2号
代表: 代表取締役CEO 古畑 輝英
事業内容: 経営コンサルティング・投資・事業会社管理
詳細ウェブサイト:
古賀ホールディングス