六甲山牧場に「FLASH」設置、EV観光の未来を切り開く
2025年3月31日、兵庫県神戸市に位置する六甲山牧場に、法人「テンフィールズファクトリー」が開発したEV超急速充電器「FLASH」が設置され、稼働を開始しました。この取り組みは、観光地における電気自動車(EV)充電インフラの充実を目的にしており、持続可能な観光の推進を図っています。
FLASHの設置概要
六甲山牧場の北駐車場入口付近に設置された「FLASH」は、充電速度が180kWに達し、主流のCHAdeMO規格に加え、今後普及する「NACS」規格にも対応しています。さらに、料金体系は従量課金制を採用しているため、EVユーザーにとっても利用しやすいのが特徴です。利用はクレジットカード及びQRコード決済が可能で、会員登録は不要です。
災害への配慮も
この「FLASH」には、OTA(Over-the-Air)システムが導入されており、災害時には迅速に充電料金を無料化することで被災地への支援が可能です。この柔軟性は、地域社会にとっても大きなプラスとなります。
六甲山牧場の魅力
六甲山牧場は、自然に囲まれた観光地であり、動物とのふれあいや乳搾り体験、バター作りなど、都市部ではできない貴重な体験を提供しています。「FLASH」の設置により、EVオーナーが安心して訪れることができる環境が整い、牧場での滞在がさらに楽しくなることでしょう。
今後の展望に期待
テンフィールズファクトリーは、今後も観光地や商業施設に「FLASH」を展開し、EVユーザーの利便性を向上させると共に、持続可能な社会の実現に寄与していく姿勢を明らかにしています。地域との協力を深め、観光資源とEV充電インフラの統合による新たな価値の創出を目指す決意を示しました。
「FLASH」による充電インフラ整備は、EV利用者のみならず観光業界にとっても大きなメリットをもたらすでしょう。これにより、環境に配慮した持続可能な観光推進が期待されます。