環境DNA技術の力で生物多様性を支えるフィッシュパスの取り組み
株式会社フィッシュパスは、2025年12月に開催される「第8回環境DNA学会山口大会」に展示企業として参加することを発表しました。この学会では、環境DNA(eDNA)関連のサービスや製品を紹介し、生物多様性の保全に向けた取り組みを広く知ってもらうことを目的としています。
フィッシュパスとは
福井県坂井市に本社を置くフィッシュパスは、遊漁券のオンライン販売システムを提供し、地域の川と釣り人をつなぐデジタルプラットフォームを運営しています。フィッシュパスの理念は、「川を囲んで、漁協と釣り人と環境・地域社会を結び、豊かさと賑わいを目指す」ことです。彼らは、ITを駆使して持続可能な水産業の実現を図り、地域活性化に寄与しています。また、環境DNA技術の導入を通じて「生物多様性DX」の推進にも取り組んでいます。
出展の背景と目的
フィッシュパスは、生物多様性の保全や水産資源管理において環境DNA技術に対する関心が高まる中、その技術がどのようにフィールド調査やデータ管理の課題を解決するかを示すことを目指しています。この学会での具体的なデモンストレーションを通じて、研究者や実務者との交流を図り、フィッシュパスの取り組みを広める意義があります。
展示内容のご紹介
フィッシュパスが出展する内容は次の通りです:
1.
環境DNA分析サービス
高精度な分析技術を使用し、水域の生物相調査サービスを紹介します。
2.
採水キット
現場での扱いやすさを追求し、サンプリング作業の負担を軽減するための専用キットを展示予定です。
3.
採水アプリ
採水時に必要なメタデータ(場所、時間、環境情報など)を簡単に記録・管理できるアプリです。手書きの記録による手間や誤記を大幅に削減し、データ管理をスムーズにします。
4.
レポートシステム
分析結果を地図上に表示し、視覚的に把握・共有できるレポートシステムです。生物多様性を数値化し、直感的に地域の生態系の変化を捉えることが可能です。これは「コップ一杯の水で、地域の川のDX」を実現するためのツールとして広く活用されることでしょう。
「第8回環境DNA学会山口大会」について
この大会は2025年12月10日から13日まで山口市のKDDI 維新ホールで開催されます。詳細は大会の公式サイト(
公式URL)をご確認ください。
フィッシュパスの事業内容と魅力
フィッシュパスは、遊漁券を24時間いつでもどこでも購入できるオンラインシステムを提供しています。ユーザーは販売店を探すことなく、安心・安全な釣りライフを楽しむための様々な機能を備えており、デジタル管理による遊漁券の紛失防止など、多くのユーザーから支持を得ています。また、現場の水位情報や遊漁区域をスマートフォンで確認できる機能も魅力の一つです。
まとめ
株式会社フィッシュパスは、環境DNA技術を通じて生物多様性の維持や地域の漁業資源管理に貢献しています。彼らの取り組みは、単に技術の導入にとどまらず、地域社会との強い絆を築き、持続可能な未来を実現するための重要な一歩を踏み出しています。今後の活動に大いに期待しましょう。