循環型社会の実現
2025-02-17 11:30:38

東急不動産が目指す循環型社会の実現に向けた新たな取り組み

東急不動産が挑む循環型社会の礎



東京都渋谷区に本社を置く東急不動産ホールディングス株式会社(以下、東急不動産)が、循環型社会の実現に向けた新たな取り組みを開始した。新たに導入された衣料品・雑貨品回収サービス「R-LOOP」は、地域住民が手軽に環境貢献活動に参加できる機会を提供することを目指している。

このサービスは、東急不動産、株式会社東急コミュニティー、東急リゾーツ&ステイの3社が協力して推進しており、2025年1月時点で68の施設に回収ボックスが設置されている。利用者自身が生活空間の中で不要物を回収してもらい、リサイクル活動へとつなげることができる。これにより、地域社会における早急な環境意識の啓発が期待される。

様々なシーンでの回収活動



「R-LOOP」プログラムは、東急不動産が展開するオフィスビル、マンション、リゾート施設等に設置された回収ボックスを通じて行われている。特に、生活の利便性と密接に関連し、利用者自身が積極的に参加できる点が大きな特徴だ。例えば、2024年11月から2025年1月までの2か月間で、約3,386kgの衣料品や雑貨品が回収され、その内の衣料品約2,595kgは完全にリサイクルされることになっている。

この取り組みは、会社の長期ビジョン「GROUP VISION 2030」と掲げられた環境経営施策の一環であり、ユーザーの参加を促す形でリサイクルを身近に実感してもらうことを目指している。これにより、持続可能な社会に向けた行動が促進され、環境問題に対する意識が根付くことが期待されている。

社会課題に対するアプローチ



国内のアパレル業界において、2022年のデータでは、約79.8万トンの製品が供給され、そのうち約48.5万トンが廃棄されているとされる。また、アパレル製品の68%が可燃ごみまたは不燃ごみとして処理されている。このような環境汚染の現状を受け、東急不動産はBPLabやブックオフといったパートナー企業と連携し、リサイクルを通じた資源の循環を促進する仕組みを整えている。これにより、集まった衣料品を燃やすことなく、100%リサイクルを行う体制が整えられている。

ユーザーの実感を高める施策



特に、"BRANZ"という自社マンションの運営においては、モデルルーム来場者向けに使用済みスリッパをリサイクルし、その新しい素材でエコバッグを製作してプレゼントする取り組みを行っている。このように、日常生活の中でリサイクルを体感できる仕組みを展開することで、利用者の環境意識の向上にもつながっている。

加えて、東急リゾーツ&ステイでは、スキー場に回収ボックスを設置し、不要なスキー用品も回収する体制を整えている。これらの施設は、環境に対する意識を広める重要な拠点となっており、ステークホルダーと共に資源循環の重要性を訴えている。

今後の展望と地域の重要性



今後の展開として、さらに回収施設数を増やし、地域の商業施設などにも回収ボックスを設置することが計画されている。このプロジェクトは、単なる環境貢献活動に留まらず、地域社会への貢献と持続可能な経済循環を目指している。

さらに、多くの人々に環境問題への関心を持ってもらうために、様々なプラットフォームでのPR活動やイベントも企画されることでしょう。東急不動産の「R-LOOP」が、地域の人々と共に循環型社会への近道となることを期待したい。

最後に



環境にも配慮したライフスタイルを身近に感じられるサービスの拡充は、未来の持続可能な社会の実現に欠かせない要素です。東急不動産ホールディングスの「R-LOOP」がその取り組みの一翼を担っていることに、注目が集まります。これからも、彼らの活動に期待しましょう。


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会社情報

会社名
東急不動産株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-21-1渋谷ソラスタ
電話番号
03-6455-1121

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