キャンプカレッジ2025
2025-08-05 12:49:23

小児がん経験者とその家族が心をつなぐ「キャンプカレッジ2025」の熱き瞬間

小児がん経験者と家族の絆を育む「キャンプカレッジ2025」



2025年7月5日と6日の二日間、山梨県河口湖近くのフジプレミアムリゾートにて、大きな意義を持つイベント「キャンプカレッジ2025」が開催されました。このイベントは、小児がんを乗り越えた子どもたちやその兄姉、家族が集まり、互いの経験を共有しながら深い交流を図る場として、2017年から毎年行われています。

同じ経験をした仲間だからこその交流



小児がんと闘った子どもたちは、治療を終えた後、通常の生活に戻ります。しかし、経験者たちは「同じ境遇の仲間と話したい」という気持ちを抱えていました。この思いを受けて始まった「キャンプカレッジ」は、彼らが自然に包まれた環境で心を通わせる貴重な機会を提供しています。一緒に過ごすことで、楽しい時を味わい、想いを分かち合うことで、彼らの心の支えになると期待されています。

今年、参加したのは小児がん経験者11名とそのきょうだい、家族の計36名。開村式では、緊張の面持ちの子どもたちも、音楽プロデューサーの油井誠志さんとグラスハープの第一人者・大橋エリさんが主導する「音で仲間とつながろう」の合奏や音遊びが始まると、分かれた笑顔があふれました。

音楽とアートを通じての心の交流



キャンプでのアクティビティの一つ、メインイベント「ふりかえりビーズ」では、アメリカで生まれたアート介在療法を取り入れています。このアクティビティを通じ、自分自身の治療の過程を振り返ることで、自己肯定感を高めることを目的としています。治療を受けていた子どもたちにとって、初めて過去の自分と向き合う貴重な時間となりました。また、きょうだい児たちも「きょうだいビーズ」を使って、自らの気持ちを表現する機会を得ました。

ピアトークでの心の交流



イベントの夜には、参加者同士が思いを語り合う「ピアトーク」と、親同士が意見を交わす「ペアレントナイト」が企画されました。ここでも体験を共有することで、同じような困難を乗り越えた者同士の絆が築かれました。参加者からは「子どもと一緒に治療のことを振り返る時間が持てたのがありがたかった」という感想や、きょうだい同士の友達を作れた喜びの声が寄せられました。

参加者の声から感じる温かさ



参加者からは「このプログラムを通じて、普通の生活に戻れる喜びや苦しみを分かちあえたことが嬉しかった」との声も上がり、多くの絆が生まれました。さらに、今回のキャンプには、こどもリーダーとして高校生たちが参加し、若い力でイベントを盛り上げました。彼らもまた、参加者皆が楽しむためのサポートをし、多くの笑顔を引き出しました。

ご支援に感謝の気持ちを



このキャンプの成功は、多くの人々のおかげです。「キャンプカレッジ2025」に向けて行ったGREEN FUNDINGでは、129名の方々から支援を受け、最初の目標を大きく上回る1,647,000円の寄付が集まりました。この温かい支援によって、「キャンプカレッジ2025」を無事に開催できたことに心から感謝申し上げます。

最後に、このイベントに協力してくださった医療従事者やボランティア、協賛企業の方々にも感謝の意を表します。今後もシャイン・オン・キッズの活動を通じて、より多くの子どもたちとその家族が心の支えを得られますよう、努めてまいります。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ
住所
東京都中央区日本橋本町3-3-6ワカ末ビル7階
電話番号
03-6202-7262

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