AnyMind Groupが発表した2024年度決算
AnyMind Group株式会社が、2024年度第4四半期及び通期決算を公表しました。この決算発表では、前年同期との比較において顕著な成長が見られました。
2024年度通期業績ハイライト
- - 売上高は前年同期比で52%増の507.1億円。
- - 売上総利益は48%増の187.5億円。
- - 営業利益は242%増の25.5億円。
- - 親会社の所有者に帰属する当期利益は318%増の23.3億円。
- - 調整後EBITDAは114%増の39.7億円。
上記の目標値は、2024年2月14日に発表し、その後8月14日及び11月14日に上方修正を行った内容でありますが、すべて達成できました。
2024年第4四半期業績
第4四半期に関しても前年同期比での成長が際立っており、以下の数字が記録されました。
- - 売上高は150.3億円、前年比42%増。
- - 売上総利益は56.0億円、41%増。
- - 営業利益は8.7億円、111%増。
- - 調整後EBITDAは12.5億円で、71%の増加。
興味深いのは、主要3事業の売上総利益成長率です。
- - マーケティングプラットフォームが前年比34%増の26.7億円。
- - パートナーグロースプラットフォームは58%増の18.7億円。
- - D2Cプラットフォームが34%増の10.1億円。
これらの成長は、AnyMind Groupの多角的な戦略の成果と言えます。
中期目標の設定
同社は、2027年に向けた新たな中期目標として、売上収益1,050億円、売上総利益385億円を掲げています。これは2024年から2027年までの期間で年平均成長率約27%を見込んでおり、営業利益率の持続的な改善を図る考えです。
2025年度の業績予想
さらに、2025年度の業績予想も発表されており、以下の通りです。
- - 売上高:前年比28%増の647.5億円。
- - 売上総利益:前年比27%増の237.4億円。
- - 営業利益:前年比37%増の35.0億円。
これらの数値も、成長戦略が成功する可能性を示すものと受け取られています。
自己株式取得の決議
また、初めての自己株式取得の決議を行いました。M&Aのための資本効率向上を目的としており、今後の成長に向けた重要な手段となるでしょう。
AnyMind Groupの概要
AnyMind Groupは、2016年にシンガポールで設立されたテクノロジーカンパニーであり、アジア市場を中心に15ヵ国に展開しています。EC、マーケティング、生産管理、物流などを担う11のプラットフォームやソリューションを提供し、クライアントに対してDX推進を支援しています。特に、「BPaaS」モデルを用いることで、業務の効率化と省人化を実現しています。
詳しい情報は同社のIRサイトで公開されている「2024年12月期第4四半期及び通期決算発表資料」を参照してください。
AnyMind Groupのこれからの成長に注目です。特に、自己株式取得後の展望や新たな中期目標の達成に期待が集まります。