大京建機株式会社がマレーシアに現地法人を設立
神奈川県に本社を置く大京建機株式会社は、2025年10月にマレーシアにおける事業拡大を目的として現地法人「Daikyo Kenki Malaysia Sdn. Bhd.」を設立すると発表しました。この動きは、建設及び揚重分野におけるさらなる成長を狙ったものです。また、同社は現地のクレーンレンタル企業であるWan Chik Super Lift SDN BHDとのパートナーシップを通じて、マラッカ州に合弁会社「Wan Chik Daikyo Kenki SDN BHD」も設立しました。
これまで大京建機は、UAE(アラブ首長国連邦)やインドで現地法人の設立を進めており、クレーン事業の展開を図ってきました。今回のマレーシア現地法人およびJVの設立は、アジア地域での事業基盤を強化し、グローバル展開を加速させることを目指しています。
さらにこのJV設立に際し、同社はタダノ製のAR-5500オールテレーンクレーンを導入しました。この大型クレーンは550トンの吊り能力を持ち、マレーシア国内では3台目の“Made in Japan”製品です。これにより、同国の揚重市場で高い安定性とパフォーマンスが期待されているのです。
マレーシア国内では、国営企業のPetronas社による定修工事(Turnaround Maintenance)を含む大規模クレーン揚重案件の受注が見込まれています。JV会社では、保有クレーン台数を段階的に増やしていく計画があり、最終的には約30台体制を構築する予定です。
大京建機株式会社は、今後も海外でのネットワークを拡大し、優れた技術力を活かして建設及びエネルギー分野において、安全で高品質なクレーン揚重サービスを提供することに注力していきます。このような新たな挑戦を通じて、さらなる成長を目指す姿勢が際立っています。
会社概要
- - 会社名:大京建機株式会社
- - 所在地:神奈川県川崎市幸区中幸町3丁目31-1 Daikyo Kenki Bldg 5F
- - 代表者:代表取締役 内田隆一
- - 事業内容:建設機械の販売・レンタル、海外事業、揚重サービス
- - URL:https://daikyo-kenki.co.jp
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この新たな展開により、大京建機はさらなる地域での成功を目指し、業界全体にインパクトを与え続けることでしょう。