ドリームクエスト津田沼が築く新しい就労スタイル
千葉県習志野市に位置する、就労継続支援B型事業所「ドリームクエスト津田沼」では、障がいのある方々が自立した働き方を実現できるよう、新たな在宅ワーク支援プログラムをスタートしました。このプログラムは、在宅で行えるパソコン業務を中心に構成されており、動画編集や画像作成、データ入力など、様々なタスクに対応したオンライン支援を提供します。
背景
在宅勤務を選択する理由は様々ですが、特に障がいのある方々の中には、体調面や通所の距離の問題で通所が難しいケースが多く存在します。そこでドリームクエスト津田沼では、より多くの障がい者が社会参加の機会を得られるよう、在宅で行える就労支援を整備しました。この取り組みを通じて、彼らが自らのペースで働き、社会とのつながりを感じられる環境を作ることを目指しています。
プログラムの内容
この在宅ワークプログラムでは、以下のような支援が行われています:
- - パソコンとソフトの貸出:必要な機材が用意され、利用者は自宅で安心して作業に取り組めます。
- - オンライン面談と進捗サポート:定期的に面談を行い、利用者の進捗や疑問点に応じたサポートを実施。
- - 業務委託型訓練:デザインや動画制作、SNS運用等を実践的に学ぶ機会を提供し、実際の業務に近い形で技能を磨ける環境を整えています。
- - MS Office習得支援:実務に必要なスキルを身に付けるための教育も行っています。
- - 通所者と同等の報酬:在宅で作業を行う利用者にも、通所者と同程度の工賃が保証されます。
事業所の意図
事業所の代表である河津公彦氏は、「外に出られなくても、社会とつながれる環境を作りたい」という思いでこのプログラムを始めたと述べています。利用者一人ひとりのペースを尊重し、在宅でも生きがいを感じながら過ごせるような支援を強化していく方針です。
今後の展望
ドリームクエスト津田沼では、2025年度内に在宅ワークの利用者を10名に増やすことを目指しています。また、障がい者雇用に積極的な企業や自治体との連携を強化し、利用者同士がオンラインで交流しやすい環境の整備も企画中です。
利用者の募集
現在、新しい利用者を募集中です。「パソコンを使った仕事に興味がある」「自分のペースで働く力を身に付けたい」と考えている方には、見学や体験の機会を用意しています。未経験者でも安心して始められるよう、IT業界の専門家がしっかりとサポートしてくれます。河津氏は、「ドリームクエスト津田沼は、できることを伸ばす場所です。苦手分野があっても得意を活かすことで、皆さんが輝ける場所でありたい」と語っています。
事業所情報
このように、ドリームクエスト津田沼の新しいプログラムは、ただの在宅勤務の提供にとどまらず、利用者の可能性を引き出す環境を提供しています。これからの展開に期待が寄せられます。