新しい親子の居場所「音を食べちゃう!豊洲おやこもりルーム」
東京都豊洲に開設されたインキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」では、音響技術の革新「iwasemi」が導入され、親子が快適に過ごせる新たな空間が誕生しました。この施設は、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)によって開発された吸音パネル「iwasemi™」を活用し、音の快適さを追求した結果、親子で過ごすことができる理想的な環境が整えられています。
音環境の新しい形
「音を食べちゃう!豊洲おやこもりルーム」は、リモートワークを行う親と遊びや学びに取り組む子どもが共存できる空間として設計されています。家庭や職場とは異なる、新しい親子の居場所として、双方の集中を妨げずに過ごすことができます。この部屋は、日中はスタートアップやフリーランスの活動を支援するインキュベーションスペースとしても機能し、夕方以降は学校から帰った子どもと親がそれぞれの時間を過ごすための共創空間へと変化します。
「静かさの共存」
「iwasemi™」は、特に人の会話に影響する周波数帯域に特化した吸音性能を持っています。具体的には、会話の音を34%削減する効果があり、例えるなら喧騒のあるカフェが静かな図書館に早変わりするかのような変化が感じられます。これにより、親子が一緒にいても、それぞれが集中した作業を行うことができる環境が整えられています。
iwasemi™の活用範囲
さらに、この音響技術は施設内の配信ルームにも導入されており、クリエイターや地域の活動者が快適に音録りや発信を行える環境を提供しています。利用者は、目的やライフスタイルに応じて時間単位で柔軟に空間を使用することができ、インタラクティブな体験を通じて、都市生活に新しい快適さがもたらされます。
ピクシーダストテクノロジーズのビジョン
PxDTの五島隆允氏は、「iwasemi™は単なる吸音材ではなく、空間の“聞こえ方”を設計する技術」と語ります。この取り組みにより、親子が共存しながらも快適に過ごせる新しいライフスタイル体験を生み出し、教育や福祉、都市生活における音環境の課題を解決していくと強調しました。
豊洲の新しい拠点
「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」は、豊洲セイルパーク内に位置し、2025年9月に開業された都市生活に特化したインキュベーション施設です。東京都江東区豊洲を拠点に、働く・暮らす・育てるが融合する新しいライフスタイルを試みるこの施設は、高いバリアフリー設計や持続可能なデザインが施されています。アクセスも良好で、東京メトロ有楽町線「豊洲駅」から徒歩約3分と便利です。
まとめ
ピクシーダストテクノロジーズの「iwasemi™」がもたらす新しい音環境は、都市生活に新たな価値を提供するものです。親子が共に過ごしながらも、それぞれの時間を大切にできる空間は、今後の都市生活における重要なモデルとなるでしょう。豊洲のおやこもりルームは、これからますます注目されていくことでしょう。