スケッターとは
「スケッター」は、地域住民が福祉を支える新たな互助インフラとして2019年に誕生したプラットフォームです。介護・福祉の現場において、未経験者や資格を持たない人でも、自分のできることで地域に貢献できる機会を提供しています。その大きな特徴は、約7割の登録者がこれまで介護福祉の分野に携わったことがないことです。多くの利用者が「地域の役に立ちたい」という思いを持って参加しており、さまざまな業界の人々が関わることで地域の福祉がより豊かに育まれています。
長野県での新たな取り組み
株式会社プラスロボは、長野県から新たに「介護未経験者等マッチング機能強化モデル事業」を受託し、2025年11月から本格的にマッチング事業をスタートさせます。この事業により、長野県内の介護事業所は2024年3月まで、無料でスケッターを利用できるようになります。
長野県内の町や市での支援が期待される中、各地域の介護事業所とスケッターが連携し、地域の福祉ニーズに応じたマッチングを促進していくことが目指されています。
多様な参加者
スケッターには学生からアクティブシニアまで、幅広い世代の方々が登録しており、特に10〜30代の若者や60〜70代のシニア層が多く見受けられます。彼らは「関心はあるが、実際にどう関わるか分からなかった」「きっかけがなかった」といった潜在的な興味を持っています。スケッターはそのような人々に、新たな関わり方を提供し、自らの経験やスキルを活かせる場を提供しているのです。
自治体との連携
スケッターは、長野県以外にも東京都や埼玉県、宮城県、神奈川県、熊本県など、多くの自治体とも連携しています。この連携を通じて、地域ごとのニーズに応え、住民が主体となった福祉の支え合いが実現しています。具体的には、東京都中野区や品川区、埼玉県川口市、さらに熊本市や茨城県大子町などと協力しながら、地域ごとの特性を活かした柔軟な支援体制を構築しています。
これからの展望
今後、長野県で始まるこのモデル事業が成功することで、他の地域にも同様の取り組みが波及し、さらに多くの人々が地域福祉に関わることが期待されています。また、地域に根差した活動を通じて、住民同士のつながりがより強化され、地域全体の福祉力向上に寄与するでしょう。スケッターは、そうした未来を見据えて進化し続けるプラットフォームです。
長野県内の詳しい情報は以下のリンクをご覧ください。
長野県スケッター活用説明会の案内ページ
今後のスケッターの発展に目が離せません。