冬季限定!特急「かにカニはまかぜ」と観光列車「はなあかり」の旅
2024年秋、JR西日本が新たにデビューさせた観光列車「はなあかり」が話題を呼んでいます。この列車は「地域の華を列車に集め、お客様と地域の縁を結ぶ」というコンセプトのもと、西日本各地で運行されます。2025年の1月から3月、冬の味覚として名高い「かに」や日本海の絶景を満喫できるための特急「かにカニはまかぜ」とみごもったコラボレーションを実現します。
特急「かにカニはまかぜ」の運行
特急「かにカニはまかぜ」は、大阪から浜坂までの区間を走る臨時特急で、冬の北近畿へのアクセスを助けてくれます。この特急は、2025年の1月6日から3月14日まで、毎日運行されますが、木曜日は除外される点に注意が必要です。1号車には「はなあかり」のスーペリアグリーン車が組み込まれ、特別な体験を提供してくれます。
兵庫県の魅力的な展示
増結期間中、特急の1号車飾り棚には、兵庫県の地域工芸品が展示されます。たとえば、豊岡市の伝統的な「城崎麦わら細工」と、多可町の「杉原紙を使用したフラワーアート」といった美しいアート作品が車両内を彩ります。
杉原紙のフラワーアート
杉原紙は、播磨紙の系統を引く日本有数の和紙で、歴史のある伝統工芸品です。鎌倉時代に公用紙としても使用されたこの和紙は一度は消えたものの、昭和45年にその技術が復元され、今もなおその製法を守りながら美しいアート作品へと展開されています。
城崎麦わら細工
城崎の麦わら細工は、約300年の歴史を誇る伝統工芸品で、大麦のわらを用いて色鮮やかに染め上げられています。この手工芸品の特徴は、絹のように滑らかな手触りと、見る角度によって変わる光沢感です。その優雅さはまるで宝石のようです。
お土産と地元の魅力
特急「かにカニはまかぜ」では、兵庫県ならではのお土産品や飲料、さらには「はなあかり」グッズも販売されます。旅行者は多彩な地域特産品を手に入れることができるので、お土産選びも楽しみの一部です。
さらに、一部の日程では、地元の方々によるおもてなしも予定されています。乗客は、地元の人々とのふれあいや、魅力あるお話を通じて、さらに深く地域を感じることができます。
この冬、特急「かにカニはまかぜ」を利用して、ぜひ兵庫県の魅力を体験してみてください。素敵な工芸品や地元の味覚、美しい景色に包まれた特別な旅が待っています。