TE Connectivityの新アンテナ
2020-08-28 14:10:14

TE ConnectivityがWi-Fi 6E対応の新アンテナを発表し通信の未来を開く

TE Connectivityが新しいWi-Fi 6E用アンテナを発表



TE Connectivityが新たに発表したWi-Fi 6E対応のアンテナ製品により、無線通信の可能性は大きく広がることが期待されています。従来のWi-Fi周波数である2.4GHzと5GHzに対し、今回の新製品では6GHz帯域が追加され、通信環境に革命をもたらす新しい機会が提供されます。

現状のWi-Fi環境と課題



現在、家庭やオフィスで用いられているWi-Fi接続のデバイス数が増加し、2.4GHzおよび5GHzの周波数帯域は混雑の様相を呈しています。この結果、接続速度が低下することや、接続が不安定になることが多く報告されています。そこで、TE Connectivityは新たに6GHz帯域を利用することで、これらの課題を解決する手段を提供します。

Wi-Fi 6Eとは何か?



Wi-Fi 6Eは、従来のWi-Fi 6を拡張したもので、6GHz帯域を含むことが特徴です。これにより、80MHz幅の接続で最大14本、160MHz幅の接続では7本の新しいチャネルを追加することが可能になります。これにより、WLAN(ワイヤレスローカルエリアネットワーク)通信において、これまで以上に連続したクリーンスペクトルが提供されるため、混雑が緩和され、高速な通信が実現できます。

新しいアンテナの特長



TE Connectivityが提供する新しいアンテナは、2400~2483.5MHz、5150~5875MHz、および5925~7125MHzのトリプルバンドに対応しています。また、PCB、有線PCB、有線FPCで利用できるアンテナ製品も揃えており、さまざまな無線規格に対応する工夫が施されています。このような多様な設計は、製品の迅速な市場導入を支援し、システム設計における柔軟性を提供しています。

TEの専門的なサポート



TE Connectivityでは、RF コンピテンスセンターが設置されており、効率的なWi-Fi 6E MIMOアンテナ構成の作成やスループットの最適化を支援しています。これにより、Wi-Fi 6Eのスペクトル拡大やチャネル帯域幅の向上に伴い、混雑緩和、高速化、遅延低減が実現されることが期待されています。

次世代への展望



TE ConnectivityのData and Devices部門でプロダクトマネージャを務めるHan Sang Cheol氏は、「ワイヤレスネットワークは日々の生活に多大な影響を与えている」と述べています。家庭やオフィスでの安全性やスマートデバイスの活用はもちろん、医療機器やIoTデバイスの増加にも対応する重要な製品です。

TE Connectivityは、年間売上130億米ドルを誇るインダストリアル・テクノロジーリーダーで、世界中で展開しています。その理念、「EVERY CONNECTION COUNTS」は、すべてのつながりを大切にし、お客様のビジネスを支援する姿勢を示しています。

今後、TE Connectivityの新しいWi-Fi 6E向けアンテナがいかに社会に貢献していくのか、その動向から目が離せません。

会社情報

会社名
TE Connectivity Japan合同会社
住所
神奈川県川崎市高津区久本3-5-8
電話番号
044-844-8111

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