新機能「引用判例リンク」のご紹介
弁護士ドットコム株式会社(以下、当社)が提供する弁護士向け法律リサーチサービス「弁護士ドットコムLIBRARY®」は、2023年10月に新機能「引用判例リンク」を発表しました。この新機能は、LIC社の提供する判例データベース「判例秘書」と連携し、約20万件に及ぶ判例を、法律書籍の中から直接アクセスできる仕組みです。これにより、法律書籍に引用されている判例を視覚的に識別し、ワンクリックで関連情報にアクセスできるため、リサーチ効率が飛躍的に向上します。
利点と概要
「引用判例リンク」機能は、従来の法律リサーチにおける作業の煩雑さを解消するとともに、時間短縮を実現します。法律書籍内で引用されている判例のリストが一目で表示され、利用者は必要な情報を瞬時に取得可能です。これまで書籍に掲載された判例を探す時間や正確性に関する不安を大きく軽減できる点が、この機能の特長です。
さらに、書籍ごとに異なる判例の記載形式を統一化することで、誤検索のリスクを低減し、より正確なリサーチが可能です。これにより、法曹界の専門家である弁護士が、より迅速に且つ正確に情報を扱える環境が整います。
利用方法
本機能を使用するには、弁護士ドットコムLIBRARY内で表示される書籍掲載判例の一覧から探したい判例を選択し、クリックします。すると、瞬時に「判例秘書」に遷移し、具体的な判例情報が表示されます。この流れにより、読むべき著作物と関連データがダイレクトに結びつき、情報取得の効率が向上します。
弁護士ドットコムLIBRARYの特徴
「弁護士ドットコムLIBRARY」は、現存する法律書籍をデジタル化し、キーワードやAIを駆使した自然言語処理によって、約2,400冊以上の書籍を検索・閲覧できるサービスです。豊富な法律書籍から、必要な情報を迅速に見つけ出すことができ、事件処理や書面作成における実務効率を大幅に向上させることが期待されています。また、約4,000点を超える契約書式や合意書式例も提供しており、実務に役立つリソースが充実しています。
LIC社と判例秘書
LICは「判例秘書」により、判例検索だけでなく、関連情報の解説や論文、過去の判例記事を一括で調べられる機能を提供する企業です。法曹界のデジタル化で強権を発揮し、信頼と実績を誇るLIC社は、今後も弁護士ドットコムのグループ企業として、より革新的なサービスを展開していく予定です。
まとめ
新機能「引用判例リンク」は、法曹界に新たな効率をもたらし、弁護士業務を大きく変える可能性を秘めています。手軽に膨大な判例情報にアクセスできることで、弁護士たちはより質の高いサービスをクライアントに提供できるようになるでしょう。今後の展開に注目です。