高校生と共に切り拓く未来、島根で行われたアントレLabの実践教育
2023年8月3日、武蔵野大学のアントレプレナーシップ学部の教員と学生、卒業生が島根県立大学浜田キャンパスで特別な教育イベント「アントレLab」を実施しました。このプログラムには、浜田市内の高校生17名のほか、大学生1名、地域の社会人16名も参加し、合計34名が集まりました。参加者は、講演やワークショップを通じて、自ら課題を見つけ、考え、行動することの重要性を実感しました。
この「アントレLab」は、単なる起業教育にとどまらず、高校生に向けたアントレプレナーシップマインドの醸成を目的としています。これは浜田市内の高校生が地域の若手起業家との対話を通じて、実践的な学びを得る機会を提供するもので、参加者には地域に根ざした課題を解決する意識を育むことが期待されています。また、教育魅力化コンソーシアムとの連携により、地域全体で未来を考える機会とすることを目指しています。
イベントはランチ交流会からスタートし、参加者同士の距離を縮める良い機会となりました。続いて、アントレプレナーシップ学部の岩佐 大輝教授がビデオメッセージを送り、浜田市出身の起業家、板本 大輝さんや、アントレプレナーシップ教育事業を推進する宇野 瑚太郎氏が登壇しました。彼らの経験談や挑戦に関する話は、高校生たちに深いインスピレーションを与えました。
特に、板本さんは、コロナ禍の中で自らの強みを生かし、地域の魅力を発信する取り組みをしてきた経験を語り、参加者にとっての大きな刺激となりました。また、宇野氏は、「自分で考え、行動する」ことの重要性について力説し、参加者に自分の選択を大切にするよう呼びかけました。これにより、高校生たちは主体的に自らの未来を考えるきっかけを得ることができたのです。
第2部では、参加者が4~5人のグループに分かれ、「リーンキャンバス」を用いたアイデア創出のワークショップが行われました。参加者は自由に意見を交わし合いながら、新たなアイデアを形にする過程を楽しむことができました。グランドルールとして設定した「うなずき」「あ・い・う・え・お」「ギャル語」をもとに、世代や立場を超えた対話が生まれ、活発なディスカッションが展開されました。
プログラムの最後には、行動すること、リスクを恐れずに挑戦すること、そして応援し合うことの大切さが再確認されました。参加者たちはこの経験を通じて、「失敗は諦めなければ失敗ではない」とのメッセージを強く印象に残し、自らの行動へとつなげる準備を整えました。
このような教育機会が、高校生にとっての新しい視点や価値観を育むきっかけとなり、彼ら自身の成長だけでなく、地域社会にとっても新しい未来を創造するパートナーとなることが期待されています。岩佐教授は、アントレプレナーシップは社会をより良くするための行動そのものであり、参加者の皆さんが新しい挑戦をするきっかけとなったことを嬉しく感じています。起業家精神を身に付けた生徒たちが、将来地域を支える力となることを願っています。
武蔵野大学アントレプレナーシップ学部は、日本で唯一のアントレプレナーシップに特化した学部であり、2021年に設立されて以来、社会に必要なスキルを持つ次世代の人材育成に力を注いでいます。これからも地域社会との連携を深め、より良い未来を切り拓くための教育活動を続けていくことでしょう。