水族館の裏側を知ろう!
2023年7月4日、新たに発売される書籍『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』は、元水族館飼育員の著者・なんかの菌さんによるユニークな4コマエッセイです。この本は水族館を愛するすべての人々に、その魅力的な裏側を教えてくれます。
魅力的な水族館の世界
著者は、以前に『水族館飼育員のキッカイな日常』を出版しており、今回はそれを更に発展させた作品です。本書では「ただならぬ水族館」という架空の舞台を利用して、読者を海水エリア、淡水エリア、海獣エリア、そしてバックヤードへと誘います。各セクションではユーモラスな視点が満載で、それぞれの生き物たちや飼育員たちがどれほど奮闘しているのかを分かりやすく描写しています。
シュールでユーモラスな内容
本書の特徴は、シュールでありながらも、わかりやすく楽しめる内容です。例えば、見た目は静かな水槽の中での餌やりを巡る生き物と飼育員の攻防や、海獣のパフォーマンスのためのサイン出しといった光景は、実際の水族館で体験しない限り分からないような裏側です。このような描写が、海の生き物たちとそれを支える人々の熱意をしっかりと伝えてくれます。
どのページも楽しさが満載
ページをめくるたびに、イラストに満ちたコラムや、独特な視点で描かれた鳥瞰図が目を引きます。水族館の配管や建物の裏側まで詳細に描写されており、ただの観光地では得られない体験が待っています。また、カバー裏には「ただならぬ水族館」の架空パンフレットが隠されており、さらに楽しさを増しています。
水族館をもっと楽しむために
この本は、水族館がどのように運営されているのかを理解し、その魅力を感じてもらうための一助となるでしょう。著者の情熱がこもったこのエッセイを読むことで、あなたも水族館へ行きたくなるに違いありません。特に、家族や友人と共有することで、訪れる際の会話がより盛り上がることでしょう。
著者について
著者、なんかの菌さんは1983年に長野県で生まれ、神戸大学では美術史学を学びました。水族館の飼育員として働いていた経験があり、そのフィールドでの体験をもとに作品を発表しています。彼の作品は、読者に生き物への愛情と敬意を伝え、生き物たちのリアルな姿を示しています。
この夏、ぜひ書店で手に取ってみてはいかがでしょうか?きっと新たな発見とともに、水族館への興味が湧くはずです。大注目の一冊、見逃せません!