東欧エンジニアの日本における新たな挑戦「Hello, Yaponiya」の幕開け

東欧エンジニアの新たな機会、「Hello, Yaponiya」!

2023年6月より、東欧の優れたITエンジニアが日本での就労を目指す移住・就職プログラム「Hello, Yaponiya」が始まりました。これは、数学や情報科学などの分野で高等教育を受けたエンジニアが日本企業で活躍するための出発点となります。プログラムは、設立後第一期となり、参加者は半年間の日本語レッスンを受けた後、出雲市での招聘プログラムに参加することになります。

参加条件とプログラムの内容

「Hello, Yaponiya」には、主にウクライナやロシア、ポーランドなど、東欧地域に住む経験豊富なミドル・シニアエンジニアが対象です。参加者はオンラインで日本語を学びながら、日本のビジネス文化や生活に触れる機会を得ます。プログラムの一環として、出雲市を訪問し、企業訪問や人事担当者との面談を通じて、実際の業務環境を体験します。

2022年のテストプログラムでは、17カ国から105名のエンジニアが参加し、8名が採択されました。その結果を踏まえ、今回のプログラムはさらに改善されて実施されます。ですので、日本の企業が必要とする高度なスキルを持つエンジニアとアクセスできる貴重な機会とも言えます。

パートナー企業の意義

参加希望の日本企業は「パートナー企業」として申請し、第一期の約150〜200名の登録エンジニアのデータベースにアクセスできる特典があります。こうして、日本企業は優秀な人材を確保することができ、市場の国際化に向けた挑戦がしやすくなります。特に、テストプログラムで明らかになったように、応募者の多くが経験豊富であり、3000米ドル以下の給与で高いスキルを持っているため、企業にとっては採用コストを抑えながらも質の高い人材を得る絶好のチャンスです。

プログラムの流れ

「Hello, Yaponiya」の第一期は、2023年6月から2024年1月の約7ヶ月間にわたり実施されます。具体的には、6月には日本企業の募集も始まり、パートナー企業が参加したエンジニアのフィードバックが行われます。さらに、エンジニアに対してオンライン日本語教育が開始され、企業がその間にエンジニアとの面談や、コーディングテストを行うことが可能となります。