九州大学が地域課題に挑むーペーパー発表会の全貌
九州大学は、2020年度の地域政策デザインスクールの政策研究発表会を開催します。このセミナーは、2010年から続くもので、自立的な地域経営を支える高度な人材の育成と、社会が直面する課題の解決を目的に設計されています。2021年2月27日に行われる発表会では、具体的な提言とその実現可能性を重視し、福岡県の飯塚市、みやま市、那珂川市、東峰村、さらには佐賀県の基山町との協力のもとで、多様な地域特性が考慮されます。
セミナーの背景
この地域政策デザインスクールは、社会人や大学院生を対象に地域の実情に基づいた新たな取り組みやビジネスモデルを提案することを目指しています。特に、少子高齢化や地方創生、さらにSociety5.0といった政府の大きな方針を踏まえた政策のデザインに取り組むことで、持続可能な地域社会の構築を図ります。
発表会の概要
発表会は、13時から18時にかけてオンラインで開催されます。参加者は、以下のプログラムに従って進行します。
- 飯塚市
- みやま市
- 那珂川市
- 東峰村
- 基山町
- 講師:麻生泰(九州経済連合会 会長)
この発表には、地域自治体の首長や、専門家として一橋大学名誉教授や元副知事などが参加し、提言内容を審査します。
参加する自治体と専門家
各自治体からは、飯塚市の片峯誠市長、みやま市の松嶋盛人市長、那珂川市の武末茂喜市長、東峰村の澁谷博昭村長、基山町の松田一也町長が、それぞれの地域の政策提言を評価します。
また、コメンテーターとして、麻生泰氏をはじめ、一橋大学の石倉洋子名誉教授や、熊本県の小野泰輔元副知事など、各界の専門家が意見を述べる予定です。
九州大学地域政策デザインスクールの意義
このスクールは、自立的な地域経営を実現するための人材育成に力を入れています。経済界や自治体との強固な連携によって、過去10年間で332名の修了生を輩出しました。彼らは九州各地の地域創生の重要な役割を担い、多様なネットワークを構築しています。
お問い合わせ
このセミナーや発表会に関する詳細は、
九州大学地域政策デザインスクールの公式サイトを参照してください。地域の未来を担う人材を育成するこの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けて重要なステップとなっています。