北海道札幌に生成AI拠点「TAM HOKKAIDO」が誕生
株式会社TAMが新たに札幌に開設した「TAM HOKKAIDO」は、地域課題の解決と生成AI研究に特化した新しい拠点です。2025年6月に開設されたこの拠点は、エア・ウォーター株式会社が運営するオープンイノベーション施設「エア・ウォーターの森」内に位置しており、北海道内の自治体や企業との連携を通じて先端技術の研究開発を進める予定です。
開設の背景
TAMは、戦略立案からクリエイティブなテクノロジー実装に至るまで、さまざまな業界のパートナーと協力してきた共創型のクリエイティブテックエージェンシーです。北海道への進出は、生成AIの社会実装における重要なステップと位置づけています。具体的には、地域の課題であるGX(グリーントランスフォーメーション)や人口減少に貢献し、北海道の強みを生かしたデジタルマーケティングを実現します。
特に札幌は多様な人材とアイデアが集まる地域であり、生成AIの導入や地域DXに適した環境を提供しています。
エア・ウォーターの森
TAM HOKKAIDOは、2024年にオープンした「エア・ウォーターの森」の中に位置し、木造4階建ての革新的施設です。この施設は大学や研究機関、スタートアップ、自治体が協力し、オープンイノベーションの拠点としての役割を持っています。
ここでは、生成AIの研究開発や自治体との共創プロジェクトを通じて、地域課題に対する価値創造に取り組んでいきます。
TAM HOKKAIDOの具体的な取り組み
TAM HOKKAIDOでは以下のような戦略的な取り組みを行います:
- - 生成AI研究開発: ChatGPTをはじめとした大規模言語モデルや画像生成AIを用い、地域の問題解決の補助を行います。
- - 自治体との共創プロジェクト: 北海道内の地域課題を自治体と共に解決するために、デザイン思考を用いたワークショップや広報戦略支援を提供します。
- - EC/D2Cブランド支援: 北海道産品のブランディングや販路拡大のためのマーケティング支援を展開します。
- - 地域人材の採用と共創型チーム形成: UターンやIターン人材の採用に力を入れ、多様な働き方ができるチームを構築します。
将来的なビジョン
TAMは今後も国内外の拠点と連携しながら、札幌オフィスから「未来を共創する」パートナーシップの構築を進めていく方針です。特に、グローバルな視点を持ちながら地域に根ざした展開を目指す企業として、人材育成や地域価値の再発見に取り組みます。地域のパートナーとして、札幌から新しい技術とアイデアを生み出し続けることを目標にしています。
最後に
「TAM HOKKAIDO」の設立は、地域社会のニーズに応える新たな取り組みの象徴です。ここに集まる人々とともに、地域課題を解決し、次世代の技術を社会に実装していくことを期待しています。