スタースフィアが臨床試験支援クラウドサービスの資金を調達、業界拡大へ

スタースフィア、臨床試験支援クラウドサービスの新たな一歩



スタースフィア株式会社は、臨床試験支援のためのクラウドサービス「どこでもフォーム@EDC」で1.3億円をシリーズAラウンドで調達しました。この資金を利用して、さらなるサービスの拡充と営業体制の強化を目指します。

新たな臨床試験データ管理システムの特徴


「どこでもフォーム@EDC」は、電子的に治験データを管理するEDC(Electronic Data Capture)システムで、新薬開発や製造販売後の調査においてデータ収集や分析に役立つものです。従来のEDC製品に比べて初期投資が少なく、短期間での導入が可能なため、製薬業界はもちろん、学術研究や創薬ベンチャー企業にとっても利便性が高いと評価されています。

このシステムは、研究の効率化やデータ管理の簡易化を通じて、医療の現場で迅速かつ正確なデータの取得をサポートします。特に、臨床試験における煩雑なデータ管理の負担を軽減することが期待されています。

スタースフィアの背景


スタースフィアは、2012年にアプリ開発事業をスタートし、その後インフラ事業を中心に成長を遂げてきました。同社の理念は、より良く安全な治療を必要としている人々に早期に提供することです。このビジョンを実現するため、データの収集や分析、使用の方法に変革をもたらしています。

具体的には、日本で初めてとなる「どこでもフォーム®EDC」を独自に開発し、2015年12月からの受注を経て2016年7月からサービス提供を開始しました。その後も顧客からの声を聞きながら、機能の追加や改善を重ねています。

今後の展望


今回調達した資金は、スタースフィアが目指しているさらなる事業拡大に大きく寄与することでしょう。具体的には、開発体制や営業力の強化、人材確保に充てる予定です。また、2017年には海外展開の計画も立てています。これにより、日本国内だけでなく国際的な市場においても影響力を拡げることが期待されます。

引受先企業について


今回の資金調達において、スタースフィアはニッセイ・キャピタル株式会社と株式会社ケイエスピーからの支援を受けています。ニッセイ・キャピタルは1991年に設立され、強固なネットワークを持つ投資会社です。一方、ケイエスピーは1986年に設立されており、多様なビジネスを展開してきています。両社の支援を受けることで、スタースフィアの成長はさらに加速することでしょう。

以上のように、スタースフィアは臨床試験支援におけるインフラ整備を進めることで、医療と研究の発展に寄与する企業として今後も注目されます。市場のニーズに応じた柔軟なサービス提供が期待される中、スタースフィアがどのように業界に変革をもたらすのか、とても楽しみです。

会社情報

会社名
スタースフィア株式会社
住所
神奈川県川崎市高津区坂戸三丁目2番1号 KSP(かながわサイエンスパーク) 西棟404号
電話番号
03-4578-1386

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。