JR東日本が2026年度採用計画を発表、地域密着型職種を新設

JR東日本、2026年度採用計画を発表

JR東日本が発表した2026年度の採用計画は、鉄道を中心にした「モビリティ」と「生活ソリューション」を軸に、社会課題解決に挑む企業グループの姿勢を反映しています。今年度は、前年より約100名の増員を見込んでおり、その背景には地域に根ざした幅広い業務の活性化があります。

多様な人材を迎える総合職と地域総合職

新たな「総合職」では、高等学校、短期大学、専門学校を卒業した人材も対象となり、多様性を重視した採用が行われます。また、従来のエリア職は「地域総合職」と改名され、地域社会の発展に寄与する役割を果たすことが期待されています。このコースでは、県単位を基本としながらも、応募者のニーズに合わせた幅広い業務に携わることが可能です。

さらに、ジョブ型採用を通じて、専門性の高い領域でのスキルを活かすことが求められています。海外戦略職も新たに設けられ、外国籍の人材や海外での鉄道ビジネスに強みを持つ方を積極的に迎え入れることで、国際的な視点からの事業開発が期待されています。

労働環境と社内制度の充実

JR東日本は、社員が生き生きと働ける環境を整え、彼らの持つ志を最大限に引き出す取り組みを進めています。例えば、博士号取得者の初任給を引き上げる施策や、奨学金の一部を代理返還する制度が設けられています。また、高等専門学校卒業者が大学への編入を容易にする制度も新しく追加されました。

さらに、育児や介護に対応した短時間勤務制度の拡大や、短時間勤務が必要な障がい者への支援も強化されています。これにより、働きやすい職場環境を実現し、さまざまなバックグラウンドを持つ社員が活躍できる場を提供しています。

採用スケジュールとリファラル採用の導入

新卒採用は2026年4月から開始され、秋まで応募を受け付ける予定です。特に高卒採用の詳細は夏頃の発表を予定しており、柔軟な対応が計画されています。経験者採用も通年で行われ、2025年度からは社員紹介型のリファラル採用が新たに導入され、選考過程での社内理解を深められる機会も設けられます。

JR東日本は、様々な分野に挑戦する意欲的な人材を求めており、鉄道事業を中心に幅広い業務へ関われる場を提供します。今後の採用活動において、JR東日本の成長と共に社会にも貢献できる人材の出会いを期待しています。

詳しい採用情報については、JR東日本の公式採用サイトをご覧ください。