GENIACプロジェクト
2024-10-11 00:34:46

国内生成AIの発展を支える「GENIAC」プロジェクトにフューチャーが採択

国内生成AIの発展を支えるプロジェクト



フューチャー株式会社は、経済産業省が推進する生成AIの開発力強化プロジェクト「GENIAC」に採択されました。このプロジェクトは、国内における生成AIの技術を向上させるための重要な取り組みであり、2024年2月にスタートしました。このプロジェクトは、日本語に特化したAIの開発を通じて、生成AIを活用したサービスをより進化させることを目的としています。

「GENIAC」プロジェクトの概要



「GENIAC」では、生成AIを用いたサービスの向上に向け、計算リソースの提供やコミュニティとの連携、基盤モデルの性能評価など、さまざまなサポートが行われます。また、参加企業はコアテクノロジーである基盤モデルの開発に焦点を当て、日本語でのソフトウェア開発能力を強化することに取り組みます。

本プロジェクトにおいてフューチャーは、国立大学法人の複数の研究者と協力し、日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)の開発に挑むことを目指しています。協力者には、東北大学の鈴木潤教授や、奈良先端科学技術大学院大学の小田悠介客員助教、会津大学の渡部有隆上級准教授が名を連ねています。プロジェクトは2024年10月から2025年4月までの期間で進行する予定です。

日本語LLM開発の意義



これまでのところ、既存のソフトウェア開発用の大規模言語モデルは主に英語をベースにしたものが多く、日本語に十分対応しているものは少ないのが現状です。そのため、日本語を使用したソフトウェア開発に関する評価基準も英語中心で構築されており、実際の日本語開発能力を適切に評価することが難しいという課題があります。

フューチャーの取り組みは、この課題を解決するものです。新たに開発されるLLMは、日本語をしっかりと理解し、ソフトウェア開発に必要な機能を高いレベルで実現することが期待されます。具体的には、ソースコードの自動生成や仕様書からのコード変換、自動レビュー生成など、多岐にわたる機能が開発される予定です。こうした技術の進展は、ソフトウェア開発の省力化やコスト削減に直結するでしょう。

フューチャーのAIコンサルティングサービス



また、フューチャーはAI研究と開発を推進するだけでなく、主要事業会社であるフューチャーアーキテクトと共同でAIコンサルティングサービスも提供しています。このサービスでは、顧客の課題や業界特有のニーズに応じた実践的な解決策を提案し、新たな価値創造を目指しています。科学に基づくコンサルティングアプローチと高度な技術力を融合し、業務とITのトータルデザインを行うことで、クライアントのビジネスを進化させています。

このように、「GENIAC」を通じたフューチャーの取り組みは、日本語対応の生成AI開発の風穴を開け、今後のソフトウェア開発業界に大きな影響を与えることが期待されています。今後も、フューチャーの成果に注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
フューチャー株式会社
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
電話番号
03-5740-5721

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