国内初のSolanaブロックチェーン搭載
暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営する株式会社pafinは、2024年の急成長を見せるSolanaブロックチェーンにおいて、国内初となるウォレット接続による取引の自動識別機能と税務上の損益計算機能を実装しました。この新機能は、利用者が複雑なDeFi取引を効率的に管理できるように設計されています。
Solanaチェーンの魅力と成長
近年、Solanaチェーンは多彩なDeFi取引を可能にするプラットフォームとして注目を集めています。2024年の初めには、ネットワークにロックされた資産が約14億ドルに達し、年末にはその規模が90億ドルに達する見込みです。このような急成長を支える要素として、高速かつ安価なトランザクション処理能力があります。
暗号資産の売買、貸付、借入など、さまざまな取引が日々行われており、それに伴い、ユーザーからはSolanaチェーンでの損益計算に対するニーズが高まっていました。pafinはこの要望に応じ、取引の自動識別機能を提供することで、安心で効率的な確定申告をサポートしています。
自動識別機能の詳細
この新機能により、Solanaチェーン上の各トランザクションは複雑であるため、従来のEthereum Virtual Machine(EVM)チェーンに比べて、より柔軟な処理が求められます。クリプタクトは、トランザクション内に含まれるそれぞれの命令を個別に解析し、資産移動を自動的に識別する技術を導入しました。
これにより、従来の方法と比べて、より精密な損益計算が可能となり、特にスワップやステーキングが組み合わさった複雑な取引にも対応しています。この新機能により、利用者は効率的に損益計算を行うことができるため、確定申告時の負担を軽減することが期待されています。
株式会社pafinの背景
株式会社pafinは、2018年1月に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。同社は、暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」の提供を通じて、国内ユーザーの利便性を向上させることを目指しています。現在では、10万人以上の国内ユーザーに支持されているプラットフォームとなっています。
さらに、同社はWeb3に特化した家計簿サービス「defitact」も提供しており、これによりユーザーはウォレットアドレスを入力するだけで、ブロックチェーン上の取引を瞬時に集約し、資産の状況をリアルタイムで把握できるような一元管理を可能としています。
クリプタクトとdefitactの双方を利用することで、ユーザーは暗号資産の管理と損益計算を一括で行い、効率的な資産運用を実現することができるのです。