ＨＥＲＯＺとバリオセキュア、AIとセキュリティの共同開発をスタート

ＨＥＲＯＺとバリオセキュアによる新たな展開

日本のテクノロジー企業であるＨＥＲＯＺ株式会社は、バリオセキュア株式会社との資本業務提携を結び、新しいサービスの共同開発を開始したことを公表しました。9月10日の正式発表によると、両社はそれぞれが持つ技術リソースを活かし、継続的な新規サービス創出の体制を整えていく方針です。

共同開発の背景

この提携は、ＨＥＲＯＺの強力なAI技術と、バリオセキュアの高度なセキュリティ専門知識を掛け合わせ、技術的な専門集団を形成することで、将来的な成長を見込んでのものです。具体的には、AIの導入を検証するための実証実験（POC）を開始し、両社が協力して取り組んでいきます。

POCの詳細

実証実験は、ＨＥＲＯＺが開発した「HEROZ Kishin」の予測エンジンを用い、バリオセキュアが提供するネットワークセキュリティ専用機「VSR」で収集されたトラフィックの時系列データを分析することによって行われます。これにより、トラフィックの予測を試みるとともに、セキュリティインシデントリスクや機器の能力不足を早期に発見できるようにすることを目指しています。

今後、これらの予測結果がどのように活用され、具体的なサービスや製品がどのように構築されるかについては、逐次公開される予定です。

バリオセキュアの役割

バリオセキュアは、日本全国で7,372台ものVSRを運用しており、これらを通じて24時間365日の運用監視を行っています。同社は、さまざまな事業所やデータセンターでの安全保障に努めています。バリオセキュアの製品には、多様なセキュリティ機能を実装した「VSR-VarioSecure Router」などがあり、顧客のニーズに応じたマネージドセキュリティサービスを提供しています。

ＨＥＲＯＺのビジョン

ＨＥＲＯＺは、「驚きを心に」をコンセプトに、AI技術によって世界を驚かすサービスの創出を目指しています。独自のAI技術「HEROZ Kishin」を基に、ディープラーニングなどの機械学習の研究開発を行い、AI革命を推進します。

語りかける技術の応用によって、未来の可能性を広げることに全力を挙げています。