新たにナチュラルワイン生産者を迎えたエノテカの挑戦
エノテカ株式会社は、2023年7月7日から新たに3つのナチュラルワイン生産者を正規代理店として扱い始めることを発表しました。これにより、日本国内におけるナチュラルワインの選択肢が一層広がり、多くのワイン愛好者に新たな味を提供することが可能になります。
新たな生産者たちとは
新たに取り扱うのは、以下の3つの生産者です:
1.
ビアンカ・ウント・ダニエル・シュミット(ドイツ・ラインヘッセン)
2.
ロック(イタリア・トレンティーノ=アルト・アディジェ)
3.
エノズ(イタリア・カンパニア)
特に「エノズ」は日本初となる入荷であり、注目されています。これらの生産者は、それぞれの地域に根付いた自然な葡萄栽培と独自の醸造方法を持っており、その品質は高く評価されています。
ナチュラルワインとは?
ナチュラルワインは、化学肥料や農薬を極力使わずに育てたブドウを用いたワインで、科学的手法による介入を最小限に抑えて製造されます。このコンセプトは近年、サステナブル志向や健康志向の高まりと共に世界中で人気を集めており、自然の味わいを生かしたワインを求める声が高まっています。
エノテカのコンセプトと基準
エノテカでは、「ハイクオリティ&ピュア」を理念に掲げ、ナチュラルワインにおける選定基準を定義しました。これは、オーガニック栽培やビオディナミ農法の実践、非介入での醸造プロセス、社内審査を通じた品質評価などを含みます。
生産者紹介
1. ビアンカ・ウント・ダニエル・シュミット
このワイナリーは、ラインヘッセン南部に位置し、夫婦で運営されています。約29ヘクタールの畑には11品種の葡萄が栽培され、ビオディナミ農法による独自の味わいが表現されます。醸造には野生酵母が使用され、添加物は極少量に押さえられています。
注目すべきワインは『フライハイト・ヴァイス』で、ブレンドされた6種の葡萄から生まれた一品です。その複雑な味わいは、さまざまな料理と相性抜群です。
2. ロック
トレンティーノ=アルト・アディジェ州にあるこのワイナリーは、1998年に設立された家族経営です。冷涼な気候で栽培されるリースリングやPIWI品種を使用し、2024年にはオーガニック認証を取得予定です。ワインの一つ『パウラ』は、リースリング100%のフラッグシップで、ジャスミンの香りと爽やかな果実味が特徴です。
3. エノズ
2013年に設立され、長いワイン製造の歴史があるカンパニア州にあるワイナリーです。古代ローマ時代からの手法を用い、自然のサイクルに則った製造が行われています。彼らのフラッグシップワイン『ラ・モナーデ・フィアーノ』は、ピュアな果実味と複雑な風味が見事に調和しています。
楽しむ機会を提供
エノテカでは、これら3生産者のワインをフィーチャーしたテイスティングイベントを開催します。全国7店舗で行われるこのイベントでは、全9アイテムを試飲することができ、自分にぴったりのナチュラルワインに出会えるチャンスです。
参加者は、ぜひ事前に予約をしておくことをおすすめします。
まとめ
新しいナチュラルワインのラインアップを通じて、エノテカは「ハイクオリティ&ピュア」のコンセプトを体現し、さらなる顧客の期待に応える旨を誓っています。ナチュラルワインの魅力を広めるため、マスコミや消費者へのアプローチも強化していく方針です。今後も、味わいや品質にこだわり抜いたその姿勢を貫いていくでしょう。