高校生のアイデア
2024-10-28 16:49:37

綾瀬高校生が提案した経営改善アイデアが実現する奇跡

綾瀬高校生の提案に基づく経営改善の試み



神奈川県ある「株式会社スリーハイ」は、神奈川県立綾瀬高校の生徒たちが提案した経営改善アイデアを実現することに決めました。この取り組みは、2023年度の「総合的な探究の時間」で生徒たちが考えた55の経営提案の一部が形になるもので、特に教科や科目を超えた学びの重要性が強調されています。

総合的な探究の時間とは



「総合的な探究の時間」は、2022年度より高等学校で課されている新しい教育活動です。この活動は、架空の課題設定から実社会に通じる解決策を生徒が考え出すことを目的としています。綾瀬高校がこれまでの活動で抱えていた問題点として、実施する機会が限られていた架空のアイデアが多く、実際のビジネスシーンに直結しにくいという意見がありました。そこで、今回の授業では、生徒が考えた優れた提案に対し、実際に企業で採用される機会を設けました。

綾瀬高校が提案した具体的なアイデア



今回は特に注目すべきアイデアが五つのテーマに分かれて実現しました。まず一つ目は、営業部に配属された生徒たちによる「ぬくもり通信」という営業誌の創刊です。この営業誌では、スリーハイの新製品情報や社員インタビュー、そしてオリジナルキャラクターの「どらむん」と「どらみん」が紹介されています。学生たちの活躍によって、スリーハイの温かみのある魅力を与える紙面に仕上がりました。

例えば、営業誌には新製品である国産IBCコンテナ用ヒーターの情報や、製造部門の社員を特集したコーナーが掲載されており、業界の人々にとっても貴重な情報源として機能することが期待されています。また、営業誌の全てが手書きで作成されている点も特筆すべきで、これにより取引先との結びつきをより強めることができる試みとなりました。

二つ目のアイデアは広報部から出されたもので、「廃材を活用した防災寝具を作るイベント」が発案されました。このプロジェクトでは、シリコンラバーヒーターの廃材を利用して防災用枕を作るという内容で、スリーハイの展示会で開催される予定です。このイベントは、親子で楽しく作業しながら防災の重要性を学べる体験となります。

スリーハイと綾瀬高校の連携は今後も続く



株式会社スリーハイの代表取締役、男澤誠氏は、「高校生たちの提案によって新たな可能性が広がる」と語ります。社内でも生徒たちのアイデアをもとに、実現可能なプロジェクトを優先的に進めていく意向が示されています。この取り組みを通じて生徒たちは、産業界の実情を学び、企業の成長に寄与する機会を享受されています。

まとめ



株式会社スリーハイと神奈川県立綾瀬高校のコラボレーションは、実社会における教育の意義を再確認させる重要な事例です。教育現場と企業が連携することで、学びの機会を広げるだけでなく、地域の産業振興にも貢献できる素晴らしい取り組みであると言えるでしょう。このような活動が増え、将来の社会で活躍する人材が育っていくことを期待したいですね。


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会社情報

会社名
株式会社スリーハイ
住所
神奈川県横浜市都筑区東山田4-42-16
電話番号
045-590-5561

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