目指せ健康寿命日本一!新たなプロジェクトが始動
栃木県は「ずっと、イキイキ!プロジェクト」を発足しました。このプロジェクトは、宇都宮ブレックスのSDGsを基にした社会貢献活動「BREX with」と、大塚製薬が協力して推進する内容です。ここでは、健康寿命を伸ばすことを目指し、県民の運動習慣を促進するためのさまざまな施策が展開されていく予定です。
ロコモティブシンドロームの増加
新型コロナウイルスの影響で始まった外出自粛や行動制限が続く中、県民の日常的な運動が減少し、ロコモティブシンドローム(ロコモ)のリスクが高まっています。この状態は、身体の機能が低下し、移動が困難になることを指します。2021年の調査によると、自粛後に「階段の昇降が辛くなった」と感じた人が20%を超え、「速く歩くことができなくなった」と回答する人もおり、これらはロコモのサインとされています。特に栃木県では、2016年の調査で県民の運動不足が明らかになっており、男性は全国平均より250歩以上少ない6,700歩、女性も5,771歩との結果が出ています。これを受けて、県は「とちぎ健康21プラン」を策定し、目標歩数を設定しています。
プロジェクトの主な取り組み
「ずっと、イキイキ!プロジェクト」は、健康寿命日本一を実現するため、地域の団体や企業、医師と連携して進めていきます。最初の取り組みとしては、専属チアリーダー「BREXY」が考案した『ロコモ体操』の普及を予定しています。また、歩数に基づいて「宇都宮ブレックス」のグッズが当たるキャンペーンの実施や、整形外科医による情報発信も行われる予定です。
プロジェクトにおける重要なメンバー
- - 大塚製薬: 栃木県とは包括的な連携協定を結び、健康促進に向けた施策を進めてきました。栃木県民の健康維持、増進に貢献することを目指しています。
- - 宇都宮ブレックス: 「BREX with」の一環としてプロジェクトに参加し、運動の重要性を広める活動を行います。選手やチアがメッセージを発信し、県民をサポートします。
- - 自治医科大学整形外科: 地元の医師がロコモに関する情報を提供し、県民の健康を支援します。
知事のメッセージ
栃木県の福田富一知事は「このプロジェクトが健康長寿を実現する助けになることを期待しています。県民もロコモのリスクを理解し、予防に取り組むことが重要です」と述べています。
プロジェクトの具体的な活動
初めの活動としては、4月23日のブレックスホーム試合にてセレモニーが行われ、プロジェクトの開幕が宣言されます。また、公式Twitterでは『ロコモ体操』の動画が随時アップされる予定です。加えて、県内のドラッグストアや医療機関にはプロジェクトポスターが掲出され、知識の普及にも努めます。
まとめ
「ずっと、イキイキ!プロジェクト」は、栃木県民がよりアクティブな生活を送れるように、運動習慣の定着を目指す取り組みです。健康に関する情報を広め、県内の各団体と協力して、新たな健康づくりを進めていきます。今後の活動にも注目が集まります!