バリアフリー社会を目指す「みえる通訳」
近年、障がい者に対する配慮が社会全体で高まっており、その中でも特に、手話通訳サービスのニーズが急速に増加しています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、さまざまなサービスがバリアフリーに対応することが求められる中、『みえる通訳』が新たに手話通訳を提供することが決まりました。このサービスは、日本語を使用する聴覚・発話障がい者にとって、より安心してひととふれあう機会を増やすことを目的としています。
サービスの導入背景
『みえる通訳』では、すべてのサービスプランに手話通訳を標準装備することで、多くの企業や公共機関でこれを利用できるようにしています。これにより、障がいを抱える方々が、店舗や窓口で気軽にお問合せできる環境を整えることを目指しています。手話通訳のオペレーターは全員が有資格者で、質の高い通訳サービスを提供することができます。
具体的なサービス内容
新言語の追加
とりわけ、今般フランス語とタガログ語の追加が発表されています。これは、観光客の増加や在住外国人の支援を行うことが背景にあります。特にフランス語とタガログ語は、日本国内での使用人口が多いため、訪日外国人に対するサービスだけでなく、国内に住む外国人への対応も強化することが期待されています。
リアルタイムの映像通訳サービス
『みえる通訳』の特徴の一つが、タブレットやスマートフォンを利用したリアルタイム映像通訳サービスです。このサービスを使えば、オペレーターと即座に接続し、顔を見ながらコミュニケーションを取ることができます。これにより、微妙なニュアンスを含む難しい内容でもしっかりと伝え合うことができるのです。
サービスの展開と今後の目標
新たに2020年3月末までに、全国の行政機関や民間企業の施設に『みえる通訳』を約10,000ヶ所導入することを目指しています。この取り組みにより、さまざまな業界で手話通訳や多言語のサービスが利用可能になることが期待されています。
利用料金のシステム
『みえる通訳』は完全定額制を採用しており、何度利用しても月額料金が変わることはありません。利用頻度が多くても追加料金が発生しないため、安心してサービスを利用することができます。これにより、手話通訳を必要とする方々が、サービスを利用しやすい状況を提供することが可能です。
株式会社シュアールの理念
株式会社シュアールは、これまでの常識を打破し、ITと手話サービスの融合を目指している企業です。「Tech for the Deaf」というスローガンのもと、全ての人が平等に情報にアクセスできる社会を実現するため日々努力しています。大分県、鳥取県、そしてJR東日本の主要駅でもサービスを展開し、バリアフリーな社会を実現するための一助となっています。それにより、店舗や行政機関でお客様が安心してコミュニケーションを楽しめる環境作りに貢献しています。
お問い合わせ
サービスの詳細については、株式会社シュアールの公式ウェブサイト
こちらをご覧ください。何か不明点があれば、ソリューション事業部の担当者に直接お問い合わせいただけます。