Delta、CEATEC 2024でのAIデータセンター展示で持続可能な未来を提案
DeltaがCEATEC 2024でAIデータセンターの革新を発表
未来を見据えた持続可能なソリューション
2024年10月16日、東京で開催されるCEATEC 2024において、電力管理のリーダーであるDeltaが最新のAIデータセンターとスマート製造ソリューションを展示しています。この展示は、日本の「Society 5.0」イニシアチブに寄与し、最新のエネルギー効率向上技術と製造革新を示す機会となります。
目を引く展示内容
Deltaのブースでは、20フィートのコンテナ型データセンターソリューションが目を引きます。このデータセンターは迅速な展開に優れ、高速800Gネットワーキングスイッチや、1.5MWの冷却能力を備えたLiquid-to-Liquid In-Rowクーラント分配ユニットも導入されています。これにより、高密度の100kWラックにおける冷却ニーズにも対応可能です。
更に、1200W以上のGPU冷却が求められるラック向けに最適なGB200コールドプレートとIn-Rack CDUを展示しており、また1200W以下のGPU向けの空冷オプションとして6Uの3Dベイパーチャンバーも備わっています。
スマート製造への取り組み
加えて、Deltaのデジタルツインソリューションは、AIと先進的なデジタルシミュレーション技術を組み合わせ、製品開発時間を最大で20%短縮し、シミュレーション精度は95%以上を実現しています。展示の範囲には、テレコムインフラやエネルギーインフラ、IoTベースのビルオートメーション、AI対応のクラウド監視システム、スマート充電装置も含まれ、Deltaが持つエネルギー技術が炭素削減に寄与する姿勢が伺えます。
企業のビジョンと成果
Deltaの代表取締役社長、華健豪氏は、「弊社はAI、デジタル化、エネルギーストレージを進めるため、日本の通信会社やハイテク企業と連携し、サステナビリティを重視したプロジェクトを推進しています」と強調します。最近では広島での自動車関連企業への太陽光発電システム設置支援や、日本法人によるRE100の達成など、再生可能エネルギーの事業にも注力しています。
ICTの進化とエッジAIへの取り組み
デルタのICTインフラビジネスグループの副社長、Kelvin Huang氏は、「5Gの拡大とAIアプリケーションの進化により、業界は変化しています。当社は、テレコムとデータセンターの両分野においてクライアントへの迅速なサポートを提供します」と述べ、次世代のオールインワンデータセンターを通じての運用効率の向上に取り組んでいます。
特に、Deltaが展示しているAIアルゴリズムを用いたデジタルツイン技術のプラットフォーム「DIATwin」は、製品導入の迅速化を可能にし、スマート製造分野での期待を高めています。また、高いセキュリティ要件に応えるエッジAIビデオ分析ソリューションも紹介され、より安全な運用が期待されます。
未来の提案
CEATEC 2024では、ICTやエネルギーのインフラから、産業及びビルの自動化、さらにはスマートライフのための電力ソリューションに至るまで、Deltaが提供可能な包括的な提案が博されています。10月15日から18日の期間、幕張メッセで行われるこの展示でぜひ、Deltaの革新的な技術をご覧いただき、持続可能な未来に向けた進展をご体感ください。
会社情報
- 会社名
-
デルタ電子株式会社
- 住所
- 東京都港区芝大門2-1-14
- 電話番号
-
03-5733-1111