プラスチックと織物の融合
2022-04-12 16:38:22

海洋プラスチックから生まれた伝統織物~環境への使命感を込めて~

環境への意識を高める新たな試み



2022年4月22日、世界中で「アースデイ」が祝われる中、日本でも注目を集める新たな取り組みが進行しています。最近施行された「プラスチック新法」は、海洋プラスチックごみに立ち向かうための法律であり、ますます深刻化する環境問題への強いメッセージを投げかけています。日本国内では毎年800万トンものプラスチックが海に流出しており、この数値は決して無視できるものではありません。

プラスチック新法の背景には、資源の循環と持続可能な社会の実現が求められています。それに対抗する形で、全国的に行われるクリーンアップ活動『Green and Blue Challenge™』が採用されています。これに参加することで、私たちは環境意識と行動の向上を目指し、特に生活者の意識を今まで以上に変化させる必要があります。

海洋ごみが織物の原料に



環境活動への参加が意識される中で、「小倉織」を手がける企業も新たな試みを始めました。同社は、海洋で収集されたプラスチックゴミをリサイクルし、再生糸『UpDRIFT™』を使用して小倉織のテキスタイルを開発しています。この取り組みは、単なるプロダクトの提供にとどまらず、消費者が捨てるものではなく、資源として新しい形で活用することの必要性を説いています。

『Green and Blue Challenge™』は、地域の人々や企業、自治体が連携して、持続可能な循環型社会への移行を目指しています。この活動を通じて、海や環境を美しく保つため、私たちは毎日の生活においても意識的に行動することが求められています。

新作のテキスタイルシリーズ



2022年4月22日、アースデイに合わせて発表された【縞縞 EARTH】シリーズは、地球環境をテーマにした注目のコレクションです。海や水をイメージした『OCEAN BLUE(あおの星)』と森や山を表現した『FOREST GREEN(みどりの星)』の2つのデザインが特徴です。これらのテキスタイルは、小倉織の伝統的な美しさをもとに、地球の豊かさを未来へつなぐことを目指しています。

各アイテムは、自然を愛する人々に向けて、環境保護への意識を呼びかけるメッセージを込めています。例えば、MトートバッグやUpDRIFT™ Tシャツなど、多彩な商品展開が期待されます。それにより、日常生活でも環境配慮ができることを促します。

みんなで参加できるワークショップ



新作発表に合わせて、伊勢丹新宿店では『ミシンを使わないOrigamiトートバッグづくり』のワークショップも開催されます。このワークショップは、シンプルな手法で誰でも参加しやすく設計されています。参加者は、エコな素材を使用したバッグを作ることで、環境保護への理解を深めることができるのです。

結びに



小倉織は、悠久の時を経て伝承されてきた日本の伝統技術です。その質の高い生地が、新たな形で環境問題への取り組みに結びつく様子は、さらに多くの人々にエコへの意識を広げる希少な機会です。廃棄物の再利用という行動は、単なる流行にとどまることなく、私たち一人ひとりが持続可能な未来に向けて進んでいくことの重要性を再認識させてくれます。これからも、小倉織の魅力を最大限に活かした取り組みが広がることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社 小倉縞縞
住所
福岡県北九州市小倉北区紺屋町13-1毎日西部会館2階
電話番号
093-561-0700

関連リンク

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