ローデ・シュワルツが新型パワー・センサを発表
ローデ・シュワルツが新たに投入したRFパワー・センサ「R&S NRPxE」は、最大18 GHzという広い周波数範囲で高精度な測定を実現しています。本製品は、昨今の技術進展に伴う様々な測定ニーズに応えるべく設計され、特に研究開発や製造現場、さらには教育やフィールドサービスといった多岐にわたる用途に最適なパートナーと言えるでしょう。
優れた性能と利便性
この新しいパワー・センサは、80 dBという広いダイナミックレンジを提供し、100 kHzのビデオ帯域幅を実現しています。さらに、なんと1秒間に最大1,000回の測定が可能であるため、高速なデータ取得が要求される環境でも重宝されます。コンパクトなデザインでありながらも、過酷な環境下でも安定した動作が求められる場面でも安心して使用可能です。
ローデ・シュワルツは、性能の高さだけでなく、ユーザビリティにも配慮しています。センサにはIEEE準拠のラベルと色分けされたコネクタが備わっており、安全で確実な操作が可能です。加えて、内蔵のトリガー機能やRGBカラーのステータスLEDにより、センサの運用が一層便利になっており、ユーザーは直感的に測定をトリガーできます。
シームレスな統合とリモート操作
特に現代の技術基盤において重要なのが、システムとの統合です。R&S NRPxEセンサはUSBTMCインタフェースを搭載しており、簡単にテストシステムに組み込むことが可能です。また、PCやモバイルデバイスからのリモート操作も行えるため、高い利便性が提供されます。無料の「PowerViewer」モバイルアプリケーションを利用すれば、外出先でもAndroidスマートフォンを通じて測定を行うことができます。これにより、フィールドサービスや保守業務においても便利なツールとして活躍するでしょう。
標準の新たなキーパートナー
R&S NRPxEは、従来のNRP-Z2x1 RFパワー・センサに替わる次世代の選択肢として、新しいパワー測定機能を具現化しています。この製品は、ローデ・シュワルツおよび認定代理店より既に購入可能です。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
ローデ・シュワルツの歴史
ローデ・シュワルツは、電子機器の測定や技術システム、ネットワーク及びサイバーセキュリティの分野で90年以上の実績を持つ企業です。これまで様々な先進技術を駆使してきた同社は、これからも高品質の製品を通じて世界中の開発者やエンジニアから信頼を得ていくことでしょう。会社はドイツのミュンヘンに本社を構え、長期的な経営体制を進めています。2023/2024会計年度には29.3億ユーロの純収益を計上し、全世界で約14,400人の従業員が活躍しています。
各種測定・試験機器のサプライヤーとして、多様な製品ラインナップを展開し、あらゆる業界のニーズに対応する姿勢を示しています。ローデ・シュワルツの新しいパワー・センサは、その取り組みの一環として、明日への挑戦を続けています。