点呼+が変える運送業界
2023-02-16 15:33:12
自動点呼システム「点呼+」が運送業界に変革をもたらす!
近年、自動車運送業界において、運転者の安全を確保するための新しい取り組みが注目を集めています。国土交通省が認定した自動点呼機器「点呼+」は、乗務後の点呼を自動で行うもので、運行管理者と運転者間の対面点呼を代替する革新的なシステムです。この新しい取り組みによって、運転者や運行管理者の働き方が大きく変わろうとしています。
「点呼+」は、運行管理者が行っていた対面での点呼業務をロボットが代行し、運転者が乗務を終えた際に自動で点呼を実施します。これにより、運行管理者の負担が軽減され、生産性向上や働き方改革の実現が期待されます。
自動点呼機器の仕組み
「点呼+」は、生体認証である顔認証機能を活用し、運転者の本人確認を行います。さらに、アルコールチェックは、顔認証機能を用いてなりすましを防止し、運転者が確実に実施したかどうかを確認できます。このように、最新の技術を駆使して安全性を高めることができます。
運転者が運行管理者や交替運転者に伝えたい内容は、音声録音機能や自動文字起こし機能により記録し、適切なタイミングで運行管理者に通知できます。点呼の結果は、設定されたメールやSlackなどのコミュニケーションツールを通じて即座に通知されるため、離れた拠点でも確認可能です。
期待される効果
「点呼+」の導入により、様々な効果が期待されています。まず、運行管理者は電話対応や業務状況による運転者の点呼待ちを解消し、効率的に業務を進めることができます。また、従来の点呼方法や指導内容のバラツキを解消し、義務業務内容の標準化を実現することで、これまで以上に高品質なデータ記録が可能になります。
運転者毎に業務連絡事項を設定できるため、あらかじめ必要な情報をデータ入力しておくことで、確実に連絡事項を伝えることが可能です。運転者はロボットとのコミュニケーションを通じて人間的な接触を保ちながらも、業務の効率性を高めることができます。
拡張性と連携
「点呼+」は、2024年問題に対応するための「Navisia乗務員時計」との連携が可能です。また、教育計画の作成や受講管理を行う「安全指導支援サービス」、運行管理者をサポートする各種システムとの連携も見込まれています。こうした拡張性により、運行業務全体の向上が期待されています。
株式会社ナブアシストは、交通と運転者の安全を守るため、走行中の車両から収集したデータを用いた「危険運転AI予測」にも取り組んでおり、安全な街づくりを支援することを目指しています。
今後、自動点呼機器「点呼+」のますますの普及が期待されます。運送業界の生産性や安全性を飛躍的に向上させるこの技術は、運転者と運行管理者の新たな関係を築くことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ナブアシスト
- 住所
- 群馬県前橋市元総社町521-8
- 電話番号
-
027-253-1633