京都の持続可能な海外デジタルノマド誘致に向けた取り組み:コリビングachicochiと日本ワーケーション協会が連携
京都市でコリビング事業を展開する合同会社achicochi(アチコチ)は、一般社団法人日本ワーケーション協会と協力し、京都における持続可能な海外デジタルノマド誘致に向けた取り組みを本格化させます。
2024年4月より施行される「デジタルノマドビザ」の導入により、海外からのデジタルノマド受け入れが加速すると予想される一方、観光都市京都ではオーバーツーリズムによる課題も深刻化しています。achicochiと日本ワーケーション協会は、これらの課題解決に向け、海外ノマドと地域住民双方にとってより良い共存関係を築くための取り組みを進めていきます。
持続可能な海外ノマド誘致とは
achicochiは、これまで京都市にある登録有形文化財「苔香居(たいこうきょ)」を拠点としたコリビングスペース「Colive Kyoto Taikoukyo」を運営し、海外ノマド向けの日本文化体験を提供してきました。約5年間で60名以上の海外ノマドを受け入れ、長期滞在による地域貢献を促進してきました。
しかし、海外ノマドの受け入れには課題も存在します。短期滞在型の観光客との収益競合や、地域への貢献度が低いといった課題を解決するためには、海外ノマドの滞在目的を理解した上で、地域住民との交流や地域貢献活動の促進が重要になります。
産官学連携による多様な施策
achicochiと日本ワーケーション協会は、以下の施策を通じて、海外ノマドの受け入れによる地域活性化を目指します。
1.
宿泊、観光、文化など複数の民間事業者が参画する協議会「京都・ノマド・インクルージョン(仮)」の発足
2.
京都に滞在する海外ノマドの実態調査・分析レポートの作成
3.
海外ノマド誘致に関心を持った京都のビジネスパーソン向け勉強会の開催
4.
海外ノマド誘致に取り組む海外国内他都市との連携
5.
1週間から2ヶ月の京都への海外ノマド招致プログラム「Colive Kyoto 2024」の今冬開催
これらの施策を通じて、海外ノマドと地域住民双方にとってより良い共存関係を構築し、持続可能な観光都市京都の実現を目指します。
achicochiの海外ノマド×地域活性の取り組み
achicochiは、海外ノマド向けの滞在プログラムの提供を通じて、地域住民との交流や地域貢献活動を促進しています。
例えば、苔香居では、海外ノマドが地域住民と一緒に文化財の保全活動に参加できるプログラムを展開しています。また、禅体験やマインドフルネスヨガなど、日本文化体験を通して、海外ノマドと地域住民の交流を促進しています。
achicochiは、今後も海外ノマド受け入れによる地域活性化に積極的に取り組んでいきます。