エッジAI推進の新プロジェクト
2026-08-31 17:23:01

シンガポールでエッジAIを推進するSTマイクロとNUSの共同研究所設立

STマイクロエレクトロニクスとシンガポール国立大学の革新



世界的な半導体メーカーであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM)とシンガポール国立大学(National University of Singapore、NUS)は、エッジAI技術の進展を目指し「ST–NUS HELIX Corporate Lab」を設立しました。この4年間の研究イニシアティブは、システムからシリコンに至るまでの革新を通じて、生成AIやエンボディドAIに関する新しいユースケースの実現を目指します。

研究の背景と目的



HELIXの設立は、シンガポールでの先進的な半導体研究を強化し、次世代エッジAIの人材育成とイノベーションを推進する目的で行われました。シンガポールの「研究・イノベーション・企業2025計画」(RIE 2025)を支援に受け、NUSのデザイン&エンジニアリング・カレッジを拠点に、AIアルゴリズムやアクセラレータ・アーキテクチャなどの横断的な研究が展開されます。

NUSの学長、Tan Eng Chye教授は、これによって産学連携の価値が示されるとし、シンガポールの半導体とAI産業の未来を担う人材の育成を目指しています。

STの技術的強み



STの責任者であるLaurent Malierは、同社が持つ先進シリコン技術や組み込みメモリを駆使して、HELIXを通じたAIコンピューティング技術の差別化を図ると述べています。特に、半導体の製造と設計における強みを活かしながら、学術界との共同研究により有望な成果を追求する意思を示しました。

エッジAIの特徴



エッジAIは、データを処理するために分散したデバイスの中で直接行われるため、クラウドに依存することなく、高速な応答やデータプライバシーの向上が実現します。この技術は、現実技術への即応性が求められるフィジカルAIには特に重要です。HELIXでは、ロボットやドローンなどの物理システムに知能を組み込むエンボディドAIに焦点を当てます。

開発内容と未来への期待



HELIXは、メモリ中心型アーキテクチャやインメモリ・コンピューティングなどの最先端分野の研究を基に、新しいシステムレベルの解決策を見出します。研究者たちは、AIモデルやシステムアーキテクチャ、異種アクセラレータの技術スタックを全てカバーし、シリコン実装に至るまでの深い探求を行います。

このような研究活動を通じて、シンガポールはエッジAIおよび半導体分野での競争力をさらに高め、未来の人材を育成する基盤を築いていくでしょう。

学生と業界の連携



HELIXでは、学生や研究者が最前線のプロジェクトに参加することで、実践的な経験を積む機会が提供されます。これにより、業界のリーダーとの協業を通じて、進化するニーズに応じたスキルが養われることを期待しています。これからもシンガポールをエッジAI及び半導体の技術革新のハブとして発展させる取り組みが続いていくでしょう。

STマイクロエレクトロニクスの理念



エッジAIが今後重要となる中、STマイクロエレクトロニクスは持続可能な社会の構築に向けたサポートを行っています。この理念の下、2027年までに再生可能エネルギーの使用率を100%とする計画も進めています。

STとNUSのパートナーシップは、今後の技術革新のみならず、シンガポール全体のイノベーション生態系をさらに発展させるカギとなります。


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会社情報

会社名
STマイクロエレクトロニクス
住所
東京都港区港南2-15-1品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220

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