NTTテクノクロス、特権ID管理市場での成功
NTTテクノクロス株式会社は、特権ID管理ツールの分野で11年連続で出荷金額市場シェアNo.1を獲得したことを発表しました。これは、株式会社富士キメラ総研の調査によるもので、2023年度のシェアは34.1%に達しました。特権ID管理とは、サイバー攻撃の防止や内部不正を未然に防ぐために重要な高権限のIDを安全に管理することを指し、昨今のセキュリティリスクの増大に伴い、企業や重要インフラ事業者の間で需要が高まっています。
特権IDの悪用が影響を及ぼす大規模なセキュリティインシデントが報告されており、多くの企業がこのリスクを軽減するための対策を求めています。多くの大手企業や内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)が提唱する重要インフラ事業者がNTTテクノクロスの特権ID管理ツールを導入しており、活用が広がっています。
NTTテクノクロスは、特権IDの安全な利用を促進し、リスクを可視化するためのツールを提供しています。特に、2023年1月にリリースされたクラウド型特権ID管理サービス「iDoperation Cloud」は、その拡張性、セキュリティ強化、コストパフォーマンスに優れており、シェアNo.1の獲得に寄与したと考えられています。顧客のニーズに迅速に応じて機能を強化しつづけている点は、競争力を高める要因となったでしょう。
さらに、ランサムウェア対策としてのニーズも高まってきており、特権IDの管理を強化する新たなサービス「iDoperation EPM (Endpoint Privilege Management) Cloud」も2025年1月27日からの提供を予定しています。このサービスでは、特定の業務に必要なときにのみ一時的に特権を付与することで、セキュリティの保護を強化できる仕組みとなっています。
今後も、NTTテクノクロスは顧客からのフィードバックを製品開発に活用し、販売およびサポート体制の強化に取り組むことで、さらなるセキュリティ対策を進めていく姿勢を示しています。
特権ID管理ツール「iDoperation」とは?
「iDoperation」は、企業がIT全般の統制や法令遵守、セキュリティ対策を効率よく実行するための特権ID管理ツールとして位置づけられています。特権ID管理に必要な「特権IDの管理」「特権IDの貸出」「特権IDの利用点検」に対応し、顧客の意見を取り入れたアップデートを通じて進化し続け、最新のセキュリティ脅威に適した機能を提供しています。
まとめ
NTTテクノクロスは特権ID管理市場での11年連続シェアNo.1獲得を通じて、サイバーセキュリティの向上に寄与していることを示しています。今後もお客様のニーズに応じた製品を提供し、企業の情報資産保護に貢献していくことでしょう。特権ID管理における重要性がますます高まる中、NTTテクノクロスの取り組みは注目されています。
詳細は公式サイトをご覧ください:
NTTテクノクロス - 特権ID管理ツール「iDoperation」