総務省が『情報アクセシビリティ支援ナビ』をリニューアル
令和7年2月21日、総務省は障害関連情報データベース「情報アクセシビリティ支援ナビ(Act-navi)」のリニューアルを発表しました。これにより、より多様な方々が活用できる情報の提供が図られています。今回のリニューアルは、デジタル活用共生社会実現会議報告書を基にしたもので、障害を持つ方々やその支援者に向けた支援の取り組みが強化されています。
背景と目的
「情報アクセシビリティ支援ナビ」は、令和2年度に総務省が構築し、令和3年からは国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が運用しています。このサイトは、障害を持つ方やその支援者のニーズを支援するための情報を提供しており、今後もその情報を充実させていくことを目指しています。
リニューアルされたサイトでは、自身の問題に直面している当事者や、製品・サービス開発を行う方々にとって、必要な情報がよりアクセスしやすくなっています。具体的には、障害のある方がコミュニケーションに関する悩みを抱える際や、支援者が情報を探す際の利便性が向上しました。
新機能と利便性の向上
新たに追加された機能として、以下の点が挙げられます:
1.
ユーザビリティの向上:トップページにおいて、当事者・支援者の方と製品開発を行う方への入り口を設け、より直感的に情報にアクセスできます。
2.
相談先情報の掲載:ICT機器やサービスの利用方法についての相談先情報が新たに追加され、必要なサポートを受けられる機会が増えました。
3.
実証の場の提供:企業が製品やサービスを開発する際に必要な、当事者や支援者の参画を得た実証の場を提供する機関の情報も新たに掲載されています。これにより、実際のニーズに基づく開発が可能となります。
4.
検索カテゴリーの増加:生活場面カテゴリーに新たに「緊急・災害時」というカテゴリーが追加され、特定の状況に応じた情報が得やすくなりました。
今後の展望
リニューアル後も、ユーザーからのフィードバックや専門家の意見を取り入れ、内容を定期的に更新していく方針です。障害関連の情報やICT機器、サービスに関する情報がさらに充実することで、様々なニーズに応えられるプラットフォームとして成長することが期待されています。
皆さんはぜひ、
情報アクセシビリティ支援ナビ(Act-navi)を訪れてみて、最新の情報を活用してください。情報へのアクセスが進むことで、共生社会の実現に寄与することができます。今後も引き続き、様々なサービスや機会が提供されることでしょう。アクティブに活用していきましょう!