日本発のブロックチェーン「JasmyChain」のメインネット移行が完了
ジャスミーラボ株式会社は、分散型GPUクラウドおよびブロックチェーン事業を展開している企業で、東京都港区に本社を置いています。今回、同社はEVM互換Layer2ブロックチェーン「JasmyChain」のメインネットへの移行を完了し、正式に本番ネットワークとしての運用を開始しました。
このJasmyChainは、2025年8月に公開されたテストネットで得たデータを基に、セキュリティ、パフォーマンス、運用体制の強化を行った結果、新たに本格運用に入ることになりました。分散型GPUクラウド事業に加え、Web3領域においても高性能かつ低コストな環境を整備することを目指しているのです。
メインネット移行の背景
g「JasmyChain」は、AIとWeb3を組み合わせた新しい技術基盤の確立を目指し、これまでも様々な取り組みを重ねてきました。特に、テストネットにおいては、トランザクション量が急増するシナリオでの稼働状況や手数料のモデル、スループット性能の検証を行ってきました。
具体的には、以下のような項目が重点的に評価・改善されています。
- - トランザクションの集中による実行フローや混雑時の安定性
- - 手数料モデルとガスコストの予測可能性
- - システム全体におけるスループットやピーク負荷時の処理挙動
- - ユーザー体験になるべく負担の少ない流れ(ウォレット接続やトランザクション確認)の確認
- - 安全な運用体制の確立(監視や障害時の復旧手順など)
これらのテスト結果を踏まえ、JasmyChainは信頼性の高いメインネットとして稼働を開始しました。今後もさらなる機能追加や改善が期待されます。
JasmyChainメインネットの特徴
1. Arbitrum Orbitを基盤としたロールアップ型L2
「JasmyChain」は、Arbitrum Nitroという技術を用いた「Arbitrum Orbit」を基盤としており、Ethereumエコシステムとの互換性を保持しつつ、高いスループットと低コストの実行環境を実現しています。またプロジェクトごとのネットワーク設計の自由度も確保しています。
2. $JASMYをガストークンとして採用
「JasmyChain」では、Ethereum上の任意のERC-20トークンをガストークンとして使用できますが、$JASMYを選定し、トランザクションの実行と手数料を$JASMYで支払う仕組みが採用されています。
3. フルEVM互換性と開発者フレンドリーな設計
これにより、既存のSolidityスマートコントラクトや開発ツールをほとんどそのまま利用可能で、Ethereumや他のLayer2プロジェクトからの移行がスムーズに行える設計となっています。
4. 将来のアカウントアブストラクションを視野に
ユーザー体験の向上を図るため、ガス代のスポンサードや企業に特化したガスステーション機能など、様々な補助メカニズムとの統合が進められる予定です。
メインネットでの機能
JasmyChainメインネットの運用開始に伴い、いくつかの機能が追加されました。
1. Block Explorer
Jasmy Chainメインネット内での全トランザクションやアドレス情報を確認できるBlock Explorerも利用可能です。
Explorerリンク
2. ウォレット連携
複数のEVMウォレットからネットワークを追加しトランザクションをスムーズに遂行することができます。
ネットワーク名や接続に必要な情報は以下の通りです:
3. Bridge(Arbitrum Portal)
EthereumからJasmy Chainへのトークンの移動も可能で、公式のブリッジを利用することで簡単に資産を移動できます。「JASMY」を選択することで、Ethereumメインネットの資産がJasmy Chainに転送可能です。
Arbitrum Portalリンク
今後の展開
JasmyChainでは現在、メインネット上での稼働が計画されているアプリケーションが約7件あり、今後も多様なユースケースの拡大が期待されています。開発者向けのドキュメントやサンプルコードの整備に加え、JasmyChainでのアプリケーション開発が容易になるよう環境整備が進められています。これにより、簡単なアプリケーションから高度なサービスまでが生まれてくることが期待されています。
これからの展開に注目です。