世界とつながる学び
2025-10-03 18:06:00

佐倉市で「世界とつながる学び」講演会が開催されました

世界とつながる学び講演会が佐倉市で開催



千葉県佐倉市の臼井中学校と間野台小学校で行われた「世界とつながる学びプロジェクト」の講演会は、参加した生徒や保護者たちに新たな視点をもたらしました。これらのイベントは、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが主催し、世界の現状を学ぶ機会として非常に意義深いものでした。

臼井中学校での講演会



臼井中学校では全校生徒とその保護者が集まり、世界各地の教育や平和の現場に関するディスカッションが行われました。生徒たちは、この普段とは異なる学習環境に戸惑いつつも、講演に熱心に耳を傾け、「自分たちができること」について具体的なアイデアを生み出す様子が見られました。生徒の一人は、「自分にも何かできると思えた。毛布を縫ったり、工作で教材を作ったりするアイデアが次々と出てきた」と話しており、より積極的に世界の問題に関わっていく意欲を感じさせました。

この日の講演は、佐倉ケーブルテレビによって取材され、後日放送される予定です。加えて、なかよし学園の海外活動の一端として、教育現場で行うライブパフォーマンスも披露されました。

シリアとの絆



なかよし学園が活動を行うシリアは、長年の戦闘により教育の機会が奪われてきました。しかし、昨年12月の安定化以降、日本の団体として初めて現地での教育活動を始め、その成果として、佐倉市教育委員会が作成した「日本・シリア友好」記念缶バッジを贈呈しました。このバッジは、シリアの学生たちに喜ばれ、国際交流の一環としてさらに深い関係を築くことができました。

間野台小学校での取り組み



一方、間野台小学校では5年生が参加し、世界のさまざまな風景や文化を学ぶ授業が行われました。「世界のリアルを知って、今、自分に何ができるかを考えよう」というテーマのもと、オーロラやウルル、ルワンダの自然、カンボジアの子どもたちの行事などの映像で生徒たちの心を開きました。

講師の中村代表は、自身の海外での経験をシェアしながら、戦争が生まれる理由を「違い」に固執することと捉え、対立の解決策として「同じを見つける」ことが重要であると教えました。最後には、「君たちの学びが、誰かの学びを応援する」というメッセージを届け、生徒たちに行動への意欲を促しました。生徒たちは、なかよし学園が海外の子どもたちにプレゼントしている「お手玉YOYO」を体験し、物の共有を通じて「取り残されていない実感」を味わいました。

プロジェクトの意義



「世界とつながる学びプロジェクト」は、日本全国50の学校で採択され、幅広い年齢や教科に対応したプログラムとして実施されています。生徒たちが作成した教材が海外で使われ、その反響が手紙や写真として戻ってくることによって、学びがより個人的な意味を持つことが促されています。また、身近な素材を使った低コストのプログラムであるため、地域の特性を活かした柔軟な展開が可能です。

今後の展望



今後、佐倉市の教育委員会はさらなる学校間連携を強化し、地域の教育がどのように国際化していくかを見守る方針です。教育長や社会教育課長は、この取り組みが市から全国的に広がり、世界とつながるきっかけを多くの人たちに提供できることを願っています。これからの日本の教育において、地域の魅力を新たに見直し、世界に向けてPRする役割はますます重要になるでしょう。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクト
住所
千葉県松戸市小金原4-14-14
電話番号
047-704-9844

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