株式会社スマートゲート、見守りシステムを進化させる
東京都港区の株式会社スマートゲートは、病院や介護施設に向けた見守りソリューション『ウェアセーフ』の次期バージョンであるVer.3.0に、自社開発のAI姿勢推定モデルを搭載することを発表しました。この新機能は、特に施設内での対人や患者の位置や動きを把握するのに非常に役立ちます。
AIの力で実現するエッジAI
『ウェアセーフ Ver.3.0』は、AXIS Communications社製のネットワークカメラに組み込まれているDLPU(Deep Learning Processing Unit)によって動作します。これにより、クラウドを介さずにエッジでAI推論を行うことが可能になり、リアルタイム性とセキュリティの両面が強化されたのです。これまでの『ウェアセーフ Ver.2.0』では、MoveNetという技術を用いて離床検知は達成していましたが、細かな姿勢の検知には課題がありました。
自社開発の姿勢推定モデル
Ver.3.0では、自社開発の姿勢推定モデルが搭載され、これによりより詳細な姿勢の検出が可能になります。この技術は、将来的には異常の予兆を検知するβモデルとしての役割も持つと考えられています。これにより、介護や医療現場におけるリスクを事前に把握し、必要な対応を行うことが容易になります。
リリース予定
『ウェアセーフ Ver.3.0』のβ版は、2023年8月にコントロール・リリースを予定しています。これにより、早期に現場での実用性が試され、フィードバックを受けて更なる改良が進められる期待が持たれます。
企業情報とお問い合わせ
株式会社スマートゲートの開発・営業拠点は、東京都千代田区内幸町に位置しています。同社は技術革新に取り組み続け、ユーザーのニーズに応える製品を提供し続けています。具体的な問い合わせや製品情報については、公式ウェブサイトやメールでの連絡が可能です。
この革新的な見守りシステムが、未来の医療や介護にどう役立つか、今後の展開に期待が寄せられています。