建設現場の生産性向上に向けた新たな取り組みの議論が始まる

港湾におけるi-Construction・インフラDX推進委員会の開催



令和6年11月21日、国土交通省港湾局は「第1回 港湾におけるi-Construction・インフラDX 推進委員会」を11月26日(火)に開催することを発表しました。この委員会は、建設現場における生産性の向上を目指しており、新たな取り組みや今後の展開について議論します。

i-Constructionの背景と目的



国土交通省が進めている「i-Construction」は、平成28年から建設現場の生産性向上に向けた政策です。このプログラムは、2020年からインフラ分野においてもデジタル化を進めることを目指しており、令和5年度からはBIM/CIMの原則適用を開始しました。さらに、令和6年には「i-Construction2.0」という新たな枠組みがまとめられました。これは、少人数で安全かつ快適な環境を整えつつ、高い生産性を実現することを目指しています。

委員会の開催と議論内容



今回の委員会は、これまで8回開催された「港湾におけるi-Construction 推進委員会」を改編し、より広範な議論を行うために設立されました。委員会では、ICT施工の拡大、新しい技術の導入、建設生産プロセスの最適化、3次元データの活用およびデータの連携を促進するための検討が行われます。また、必要な基準類の策定についても話し合われる予定です。

第1回委員会では、ICT施工、BIM/CIMの活用、人材育成、中長期の取り組みに関する方針が議論されます。これらのテーマは、建設業界が直面している課題を解決するために不可欠な要素です。

予定される今後の展開



本年度の委員会は、2回予定されており、第2回委員会は令和7年2月の開催が見込まれています。委員会の結果は、今後の課題や対応策、各種要領などの検討に活かされる予定です。国土交通省は、これらの議論を基にして建設現場における生産性向上への具体的な提案を進める考えです。

開催情報


  • - 日時: 令和6年11月26日(火)10:00~12:00
  • - 場所: (一財)港湾空港総合技術センター 会議室(東京都千代田区)
オンライン参加も可能です。

委員会は非公開となりますが、冒頭の挨拶部分はカメラ撮影が可能です。参加を希望される方は、当日9時45分までに直接会場へお越しください。会議資料および議事概要は、後日国土交通省のウェブサイトで公開されます。

この取り組みは、今後の建設業の在り方に大きく影響を与えることでしょう。

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