合金ナノ粒子の可能性
2022-12-15 11:00:01

GCEインスティチュート、合金ナノ粒子の新たな可能性を発表

GCEインスティチュート、合金ナノ粒子の新たな可能性を発表



GCEインスティチュートが開発した合金ナノ粒子は、非常に高い安定性と多様な素材との組み合わせが可能です。最近、アメリカで開催された国際会議「PowerMEMS2022」で、同社は産業技術総合研究所との共同研究の成果を発表しました。この新しいナノ粒子技術は、がん治療やウイルス検査の精度向上、水素エネルギーの利用促進に寄与する可能性を秘めています。

合金ナノ粒子の特性


GCEインスティチュートの合金ナノ粒子は、周期律表で示される複数の金属の特性を持つことができるのが特長です。これらの粒子は、未修飾の状態でも安定しており、さまざまな素材と組み合わせることで、医療やエネルギー関連のわずかな副作用で大きな効果を期待できます。また、研究によって得られたデータによっては、特定のナノ粒子を用いた熱電変換技術が高出力化されることが確認されています。

熱電変換技術への応用


今回の発表では、従来の液体のナノ粒子コロイドを使用するのではなく、乾燥膜を用いた全固体デバイスを製造した成果も紹介されました。この進展により、ナノ粒子デバイスの大面積化や積層化が容易になり、高い変換効率を実現することが期待されています。従来は技術的な課題であった部分がクリアされることで、より広い領域への応用が可能になるでしょう。

医療や産業への影響


GCEインスティチュートでは、これまでに培ってきた研究成果をもとに、合金ナノ粒子を電子メーカーや医療関連企業に展開しています。これにより、次世代の電子部品の材料サンプルとして提供が行われており、急速に進化を遂げる分野での応用が進むことが期待されています。さらに、排気熱を活用する熱源装置への利用も構想されており、社会におけるエネルギーの効率的な活用に貢献することでしょう。

PowerMEMS 2022の概要


この発表が行われた「PowerMEMS 2022」は、米ユタ州ソルトレイクシティで2022年12月12日から15日まで開催された国際会議です。ここでは、マイクロ・ナノテクノロジーに関する最前線の研究成果が共有され、GCEインスティチュートは合金ナノ粒子に関する重要なデータを発表しました。

ナノ粒子の市場の成長


ナノ粒子技術は、今や世界的に市場規模が拡大し続けており、特に金属ナノ粒子は多くの産業分野においてイノベーションを引き起こしています。現在、ナノ粒子市場は年間約3兆円に達し、今後も成長が見込まれています。この流れに乗って、GCEインスティチュートも独自の研究開発を続けていく予定です。

会社概要


GCEインスティチュートは2016年に設立され、本社は東京・銀座に位置しています。企業の進化を促進するために、合金ナノ粒子の研究開発を進め、革新的な技術の提供に努めています。

今後も社会に貢献できるよう、研究開発に邁進していきます。

会社情報

会社名
株式会社 GCEインスティチュート
住所
東京都中央区銀座6丁目6-1銀座風月堂ビル5階
電話番号

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