サカタインクスとiPrint研究所の協業
サカタインクス株式会社は、スイスに拠点を置く公的研究機関iPrint研究所と手を組み、インクジェット技術の革新を目指す協業を開始しました。両者はこの新たな取り組みを通じて、印刷業界の進化に貢献することを目指しています。
協業の背景
近年、印刷業界は多様化するニーズに応えるため、特に多品種少量生産の需要が高まっています。また、環境への配慮から、持続可能な生産方式の模索が求められているため、インクジェット技術の応用範囲が急激に広がっています。このような状況の中で、印刷業界以外からもインクジェット技術に新たな可能性が期待されています。
サカタインクスは、長年培ったインク開発技術を活かし、iPrint研究所が持つ先進的な研究環境と知見を融合させることで、新規用途や技術の開発を進め、環境に優しい社会を実現するための力強い一歩を踏み出しました。
協業の具体的な内容
具体的には、次のような内容で協業が進められます。
- - インク開発と技術協力: iPrint研究所の開発プロジェクトに向けたインクの開発を行い、技術的な協力を進めます。
- - 新規用途への適用検討: インクの新しい利用方法やその適用を検討し、より広範な分野での導入を目指します。
- - データの蓄積と解析: 開発プロセスの効率化とスピードアップを図り、成功に導くためのデータ解析を行います。
このように、両者の専門性を活かしながら、インクジェット技術の新たな可能性を探り、より良い製品開発を目指しています。
サカタインクスの技術力
サカタインクスのインクジェット技術は、いくつかの特長に支えられています。
1.
顔料微分散技術: これにより、高画質かつ安定した印刷が可能になります。
2.
インク配合技術: 使用する用途に応じた特性を持った塗膜を実現します。
3.
プライマー技術: 多様な基材においても印刷適性を実現し、幅広い分野での応用が可能です。
未来の展望
サカタインクスは、今後もiPrint研究所との連携を深め、インクジェット技術のさらなる高度化、新規その他の分野への展開を進めていく方針です。インク開発における豊富な経験と、iPrint研究所が持つ先端的な研究機関としての強みを結集することで、印刷業界を超えた新たな価値創造に取り組み続けます。サステナブルな社会の形成を実現するために、日々努力を重ねていく姿勢が求められています。
会社情報
サカタインクス株式会社は、1896年に創業し、国内外にわたり展開する印刷インキの大手企業です。世界中で20以上の国と地域でビジネスを展開し、印刷インキやデジタルプリンティング用の産業用インクなどを生産・販売しています。企業テーマは「ビジュアル・コミュニケーション・テクノロジーの創造」で、環境意識の高い製品づくりに取り組んでいます。
iPrint研究所は、スイスの応用科学芸術大学に属し、主にアプライドリサーチを行う機関です。エレクトロニクスなど、幅広い利用が期待されるインクジェット技術に特化した研究を行い、先端的な技術開発に注力しています。両機関がタッグを組むことで、未来の印刷技術の可能性を一層広げていくでしょう。