CTCがデジタル庁の認証アプリに対応
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)は、デジタル庁が提供する新たな「デジタル認証アプリ」に対応したID統合管理プラットフォーム「SELMID」を本日よりサービス開始しました。この取り組みは、マイナンバーカードを活用した安全な本人確認を実現することを目的としています。
SELMIDの特徴と利点
新サービスであるSELMIDは、各種アプリやWebサービスにおいてマイナンバーカードを利用することで、簡便かつ安全に本人確認を進めることを可能にします。この本人確認は公的第三者機関によって実施されるため、信頼性も高い点が魅力です。初期投資が150万円から始まり、月額50万円(いずれも税抜き)で提供され、特にB2C向けのWebサービスを展開する企業社団に向けられています。目標として、1年間でSELMID全体で3億円の売上達成を目指します。
新たな安全な認証システム
オンライン認証においては、なりすましや不正アクセスの危険が高まる中、安全な本人確認プロセスが重要です。しかし、これが逆に複雑化することもあります。CTCの提供するサービスは、デジタル庁の認証アプリを通じて本人確認を簡素化し、マイナンバーカードのICチップから基本情報(氏名・住所・生年月日・性別)を読み取ることで、利用者に負担をかけることなく正確な情報をアプリやWebサービスで利用することができるようになるのです。
すぐに利用可能なテンプレート
アプリやサービスを提供する企業は、高度な認証機能を一から構築する必要はなく、CTCの用意するテンプレートを使用することで、迅速にサービスを立ち上げることが可能です。既存のID・パスワードによるログイン方式も、SELMIDを導入すれば、セキュリティ性をさらに高めたマイナンバーカードを用いることができ、より安全な環境を整えることができます。
CTCのこれまでと今後の展望
CTCは2018年からSELMIDを提供しており、学生や会員のアカウント管理、認証機能を持つ「Identity as a Service」を展開しています。教育機関や民間企業における導入の実績も豊富です。今後もデジタルIDやデジタル認証関連機能の拡充を進め、安心できるデジタル社会を実現するための貢献を続けていく方針です。
CTCはこの新サービスを通じて、デジタル社会における信頼性の向上と安全性の確保を図り、さらなる進化を遂げていくでしょう。
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