釜石市「NEMARU PORT」が受賞した理由とは
岩手県釜石市に位置する「NEMARU PORT(ねまるポート)」が、名誉ある第39回日経ニューオフィス賞の「サード・ワークプレイス推進賞」を受賞し、その注目度が高まっています。この賞は、ユニークなオフィス環境を模索し、地域貢献を目指す企業や団体に贈られるもので、受賞の背景や施設の特長について詳しく見ていきましょう。
日経ニューオフィス賞とは?
日経ニューオフィス賞は、日本経済新聞社と一般社団法人ニューオフィス推進協会(NOPA)が1988年から催しているもので、オフィス作りの新しいビジョンを反映した施設や環境を表彰しています。その中でも「サード・ワークプレイス」部門は、近年増加しているシェアオフィスやコワーキングスペースに着目した新しい取り組みとして昨年から設けられました。
「NEMARU PORT」のコンセプトと特長
「NEMARU PORT」は、釜石市が推進する「釜石オープン・フィールド・ラボ」のコア施設として令和5年8月1日に開設されたプロジェクトです。この施設の最大の魅力は、海・山・町に近く、研修プログラムのハブとして機能する点です。自然光を取り入れたデザインや、薪ストーブの熱を活かした空気循環など、訪れる人々が環境に配慮した行動を促進する工夫が随所に施されています。
特徴1:自然な交流を促すユニバーサルデザイン
施設は「ねまるのワッカ」というコンセプトのもと、1階と2階をスロープで繋ぐユニバーサルデザインを採用しています。これにより利用者同士が自然に交流し、相互に学び合う機会を提供します。研修の参加者はこの場所で得た知見や価値観を日常生活へ持ち帰り、新たな環境意識に目覚めるきっかけを得るでしょう。
特徴2:環境に優しい取り組み
「NEMARU PORT」では、訪れる人々が快適な環境を自ら作り出すことができるよう、温度や明るさを個々の好みに調整できる仕組みを整えています。このアプローチによって、日常生活における小さな変化が促進され、持続可能な生活スタイルの実践へと結びつくことが期待されています。
特徴3:地元の文化を反映したデザイン
施設内には地域で生産された木材や鉄製品、さらにはホタテやアワビの貝殻を取り入れたエコマテリアルが使用されており、敷地内で釜石の自然や文化を感じることができます。このような“釜石らしさ”を大切にしたデザイン理念は、地元の経済に貢献しつつ、訪れる人々に深い感動を与えるでしょう。
これまでの取り組み
「NEMARU PORT」の開設は、2021年の3月に釜石市と各企業が包括連携協定を結んだことがきっかけです。この協定によって、地域のワーケーションが実施されたり、自然体験や地域貢献活動が展開されるようになりました。また、2021年10月には、オカムラがこれに参画し、さらに多様なプログラムが実施されています。
施設概要
「NEMARU PORT」は、釜石市浜町2丁目5-15に位置し、402.09㎡の広さを誇ります。ワークスペースや研修室、リフレッシュコーナーなどが配置され、参加者は多様な環境で学びや交流を深められます。営業時間は9時から22時までとなっています。
公式サイトも開設されており、詳細は
こちらをご覧ください。
このように「NEMARU PORT」は、環境意識の高い地域づくりとともに、訪れる人々に新しい働き方と体験を提供する場所として進化しています。今後の展開にも期待が寄せられています。