エレコム、新型Wi-Fi 7ルーターを発表
エレコム株式会社(本社:大阪市)は、新たにWi-Fi 7に対応した2種類のルーターを発表しました。この2モデルは、どちらも新しい通信規格であるWi-Fi 7の最新技術を駆使し、高速かつ低遅延な通信を実現しています。具体的には、INTERNETポートが10Gbps対応の「WRC-BE72XSD-B」と、2.5Gbps対応の「WRC-BE65QSD-B」の二つがあります。
高速通信と低遅延を実現する技術
Wi-Fi 7は、従来のWi-Fi 6よりもさらに改善された技術を用いており、特に以下の3つの機能が注目されています。
1.
MLO(Multi-Link Operation): 複数のバンドで同時にデータを送受信できる能力により、データ通信の速度と効率が大幅に向上。
2.
マルチリソースユニット(Multi-RU): 特定のユーザーに対して複数のリソースを柔軟に割り当て、通信の安定性を保ちます。
3.
プリアンブル パンクチャリング: 通信中の干渉を最小限に抑える技術で、特に複数デバイスが接続されている家庭やオフィスシーンでの優れた接続性を実現します。
これにより、従来のWi-Fi 6を超えるスピードと安定性を提供します。
セキュリティ機能にも注力
新しいルーターは、F-Secure社のAIセキュリティ機能「SENSE」を搭載しています。この機能により、家庭内のデバイスを不正アクセスから保護し、悪質なサイトへのアクセスを防ぐことができます。また、通信の暗号化には「WPA3」を採用し、ウイルス感染や情報漏洩のリスクを大幅に低減します。
お子様のネット利用を管理できる機能や、自動更新機能も備えられており、常に最新のセキュリティ状態を保つことが可能です。
簡単なセットアップと便利な操作
新型ルーターは、IPv6インターネット接続に対応しており、LANケーブルを接続するだけですぐに使用開始できます。さらに「らくらく引っ越し機能」を利用すれば、既存のWi-FiルーターからSSIDやパスワードの設定を簡単に移行することができます。
環境にも配慮した製品
エレコムは、環境保全にも力を入れており、新型ルーターは「THINK ECOLOGY」認定製品として環境に優しい素材で作られています。このような取り組みは、持続可能な社会を目指すエレコムの姿勢を反映しています。
主な仕様
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INTERNETポート: 10Gbps
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無線伝送速度: 5GHz帯 最大5,764Mbps
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INTERNETポート: 2.5Gbps
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無線伝送速度: 5GHz帯 最大5,764Mbps
詳細や購入は、エレコムの公式サイトをご覧ください。
まとめ
新型のWi-Fi 7ルーターは、未来の高速通信を可能にしながら、強固なセキュリティ機能で家庭を守ります。エレコムが提供するこれらのモデルは、快適で安全なインターネット体験を提供することを目指しています。