サイオステクノロジー、ID管理名寄せツールを発表
サイオステクノロジー株式会社は、教育機関向けに新たなソリューションとして「ID Merge Tool」を開発しました。本ツールは、学内に分散した複数のID情報を一元管理し、効率的に名寄せすることを目的としています。2025年7月15日から提供が開始され、ID情報の重複発行を防ぎつつコストを削減できる点が特長です。
名寄せの課題解決
教育機関では、分散したシステム内に様々なID情報が蓄積されていますが、この多様なデータを一元化することには課題が伴います。特に重要なのが、同一人物に対する複数のIDが重複して管理されてしまうことです。独自に名寄せ機能を開発する際は、多大な開発費用と時間がかかり、バージョンアップなどの際にもさらなるコストが発生します。
この問題を解消するため、サイオステクノロジーが手がけた「ID Merge Tool」は手頃な価格で短期間での実装が可能。スムーズな運用を実現するためのツールです。具体的には、教職員や学生などのID情報を名寄せすることにより、重複を排除できるほか、運用中の手間を大幅に削減する仕組みが整っています。
ツールの主な機能
- - 短納期での実装: 独自開発が不要で、迅速に機能を追加できます。
- - IDの重複発行の防止: 同じ人物に対して作成されたIDを抽出し、重複を防げます。
- - データ抽出機能: 同一人物に関連する複数のIDをリストアップし、最適なIDを選定できます。
- - 運用負担の軽減: 手動で行っていたデータ移行を自動化し、業務の効率化を図ります。
本ツールは、取り込み用CSVデータとメタLDAPを比較し、同一人物かどうかを判断します。判断の結果、同一と見なされたデータは設定に従って加工されるため、運用時のストレスを軽減します。
料金体系
料金は要件により異なるため、個別の見積もりが必要です。詳細については、お問い合わせフォームからの情報提供が受けられます。
今後の展開
サイオステクノロジーは「ID Merge Tool」を通じて、ID統合管理システムの導入を希望する教育機関へのヒアリングを積極的に行い、名寄せに関する顧客の課題を的確に把握。その上で、最適なソリューションを提供していく方針です。また、コストの面で名寄せ機能独自開発に悩みを抱えている顧客にも、新しい選択肢を提示することを目指しています。
企業概要
サイオステクノロジーは、オープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションが基盤です。自社開発のソフトウェアやSaaSの提供に加えて、最近はクラウドやデジタルトランスフォーメーション(DX)に注力しています。
「次世代を支える製品とサービス」をテーマに、AI支援の領域でも積極的に活動を展開。今後も革新的な技術を追求し、IT業界において影響力のある存在であり続けます。
さらに詳しい情報や見積もり依頼は、サイオステクノロジーの公式ウェブサイトをご覧ください。また、お問い合わせは専用のフォームから行えます。